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2005/07/31

わが友フランケンシュタイン

  • wada09書名「わが友フランケンシュタイン」
  • 作者「和田慎二」
  • 出版元「集英社」(MC)
  • 初版「昭和52年3月20日」
       (第3版 52,9,30所有)

収録作品

  1. わが友フランケンシュタイン(別マ 47年9月号)
  2. 谷間に鳴る鐘( 〃 48年9月号)
  3. 怒りの十字架( 〃 50年2月号)
  4. 炎の地平線( 〃 50年10月号)

思い出

 これも「大好き」大好きなシリーズの一つ。・・・怪物であるはずの「サイラス」(フランケンシュタインの名前。第1話で命名)が、人々を守り、弱い者を(主に少女)を救うために強大な力で「山火事」「雪渓」「火山の噴火」などに立ち向かい、最後に消えてゆく・・・大魔神のようなパターンですが、そういう話。

 第3話だけがちょっと異質・・・悪い領主・村人に蹂躙された「少女」の「死」に「怒り」、領主達を殺戮すると言う話になってます。・・・「ヒルダ」と共に印象には残る話だけれど、全体のトーンとはちょっと違うかな?と感じます。

 4話(最終話)で、生みの親「フランケンシュタイン博士」と再会。・・・一応の決着(人造人間にも感情は生まれる)を見せて、物語は終了します。・・・が、作者はその後の展開も考えていたようで(大都社版後書きマンガより)・・・またいつか復活するのかな?・・・平成5年「怪盗アマリリス」番外編にて、ちょっとだけ復活。 

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2005/07/30

スクラップ学園

  • azuma08書名「スクラップ学園」全3巻
  • 著者「吾妻ひでお」
  • 出版社「秋田書店」(秋田漫画文庫)
  • 連載「昭和55年1/24号~昭和58年4/28号」
       (プレイコミック)

思い出

 「やけ天」終了後、プレイコミック誌上で始まった連載がこの「スクラップ学園」・・・「阿素湖素子」ほど「過激」ではないが、「美少女だけど○○」な主人公が「やりたいほーだい」のお話。・・・全編ほんと「脂ののった吾妻さん」が味わえます。

 さて、この漫画文庫・・・全3巻です。3巻の最終ページに「スクラップ学園 第3巻/完(完結)」としっかり書いてあります。・・・書いてはありますが・・・実は未収録部分があります。・・・話の途中が抜けているのではなく、週刊誌連載の最後「10話分」がしっかり抜け落ちているのです。azuma10

 では、その10話分はどうしたかというと・・・3巻発売の1ヶ月後に発売された「吾妻ひでおイラスト集 ミャアちゃんラブワールド」に掲載されているのですねw・・・なんだろなぁ。
azuma09

さて、この本も「昭和61年」に(PLAYCOMIC SERIES SPECIAL)として復活しました。・・・やけ天と違って、こちらは3冊しっかり発売されまして、文庫では未収録だった最終10話もしっかり掲載されております。・・・が、掲載順バラバラなんですぅ。

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2005/07/29

はち

  • hachi書名「 は ち 」全2巻
  • 著者「大雪師走」
  • 出版社「スコラ」(1巻)
        「幻冬舎」(2巻)
  • 連載「平成8年~14年」頃

思い出

 「ハムスターの研究レポート」で有名になった「大雪師走」さんの作品・・・この人が現在も続いている「動物4コマ」の基礎を作ったと言っても過言じゃないでしょう。
 なぜ「ハム研」でなくこの本の紹介なのか・・・「ハム研」散逸しちゃってて、まだ全部発掘してないんです。・・・整理しなくちゃw

 さて、1巻と2巻、なぜ出版社が違うのか・・・じつは最初に出版していた「スコラ」が倒産しちゃったからなんですね。・・・もっとスゴイのは、「連載」していた雑誌が「スコラ」→「ソニーマガジン」→「幻冬舎」と、出版社転々としてるんです。・・・あぁ出版不況・・・(現在は、1・2巻とも幻冬舎から出ているようです。)

 犬のはちと芸術家の「お父さん」(本名 渡鉄吉)とその家族の「4コマ的日常風景」のマンガ・・・とりたてて事件も何もないけれど・・・「お父さん」に味があるのかな?

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2005/07/28

スター・レッド

  • star_red書名「スター・レッド」全3巻
  • 著者「萩尾望都」
  • 出版社「小学館」(FLOER COMIS)
  • 連載「昭和53年 23号~54年 3号」
       (週刊少女コミック)

収録作品

  1. スター・レッド
  2. 十年目の毬絵(ビックコミックオリジナル 52年3/20号)(2巻)
  3. 左ききのイザン(53年 SFファンタジア4号)(3巻)

思い出

 姉のコネクションで借りてきた本を読んでいた小学生時代・・・りぼん・フレンド・マーガレットは読んでいたのだが・・・その中に少女コミックだけはなかった。・・・だから私の「萩尾望都初体験」は実は「少年チャンピオン」の「百億の昼と千億の夜」だったのです。・・・「ポーの一族」などはかなり後になってから読んだのでした。(あっ、でも「11人いる!」は読んでたな。なぜか。)
 「百億の・・・」好きだったなぁ(今度本見つけたら紹介しなくちゃ)・・・で、その連載終了後に「少女コミック」に連載が始まったのが、この「スター・レッド」でした。

 「火星生まれの超能力者」レッド・星・・・なぞの超能力者エルグ・・・なぜ火星人は超能力を持っているのか?・・・超能力は忌むべき能力なのか・・・「神」のような存在まで登場し、壮大な話が広がります。・・・ちょっと「百億の・・・」の影響もあるのかな?

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2005/07/27

滅日-HOROBI-

  • horobi書名「滅日-HOROBI-」全5巻
  • 著者「たがみよしひさ」
  • 出版社「徳間書店」(SCcomics)
  • 連載「昭和62年2月18日号~平成元年10月18日号」(たぶん)
       (少年キャプテン)

思い出

 コミックスに「初出」記載されていないんだもの・・・上記の連載期間。不正確ですので。

 たがみさんの「怪獣・ヒーロー・超能力」マンガ・・・たがみさんらしく「素直じゃない」お話。・・・「悪には悪なりの理由がある」っていうのじゃなくて、「人を救うために、神に倒されるための悪にならなければいけなかった悪」の話・・・っていうのかな?

 現在では入手不可能なのかな?・・・機会が有れば是非お読み下さい。

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2005/07/26

ジャイアントロボ

  • giantrobo書名「ジャイアントロボ」上・下巻
  • 著者「横山光輝」
  • 出版社「講談社」
  • 連載「昭和42年5月14日号~43年3月3日号」
       (週刊少年サンデー)

収録作品

  1. 第一部 誕生編(上巻)
  2. 第二部 奪回作戦編
  3. 第三部 盗まれた水爆篇(下巻)

思い出

 先週の「ハリマオ」と同じで、週刊誌でこの連載を読んだことはありません。ただ、TVはしっかり覚えている。・・・夕方5時台によく再放送もしたしね。
 ただ「マンガ作品がある」と知ってから、とても読みたい作品の一つになっていたのですが・・・めでたく今年発売されたのがこの本。

 BF団に世界征服のために作られた「GR1」(ジャイアントロボ1号)・・・ひょんな事から、「拳銃を持ったスパイ組織の集団よりも強い」一般人(どこが一般人なのかw)「草間大作」の命令しか聞かないことになってしまいます。・・・国連特別捜査機構に保護された大作とロボ・・・それを追ってBF団のロボット(GR2・GR3)が襲ってくるのです。・・・てな感じの「ロボット戦闘アクション」・・・う~ん!「燃える!!」

 上下巻発売された後「資料編」が発売されておりますが、未購入・・・TVやアニメの資料集だけかと思っていたら、「番外編」(当時の光プロで他紙とかに書いたマンガ)も載っているんだね。・・・どうしようかなぁ。

 

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2005/07/25

帯をギュッとね!

  • obigyu01書名「帯をギュッとね!」全30巻
  • 著者「河合克敏」
  • 出版社「小学館」(SSC)
  • 連載「平成元年1・2号~平成7年52号」
       (週刊少年サンデー)

思い出

 「ニューウエーブ柔道コミック」・・・こう名付けられたこのマンガ。表紙を見ても解るとおり「柔道」マンガです。・・・が、なかなか個性的な登場人物が多く「普通の」スポコンとはちょっと違った。・・・みんななかなか青春を謳歌しています。

 作者は静岡県西部地方出身(7月に浜松市になったところ)・・・マンガの舞台も「浜松市」・・・所々に「見かけたことのある風景」が出てきます。・・・年齢も近いのかな?・・・ギャグのセンスにそう思わせるところがチラホラ

 後半はやっぱり「全国大会」目指す話になっていったけど・・・(次作のモンキーターンもそうでしたが)熱血青春をさらりと描けるところがこの作者の良いところだとおもいます。

obigyu02  さて、右の写真は「サンデー37周年記念」(なんか半端な年数だねw)の抽選で当たるプレゼントテレカ・・・2通送ったら2枚あたってしまったw・・・狙い目だったのかw

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2005/07/24

クマさんの四季

  • wada08-2書名「クマさんの四季」
  • 著者「和田慎二」
  • 出版「白泉社」
  • 初版「昭和51年6月15日」
       (第7版 54,4,20所有)

収録作品

  1. クマさんの10月(別マ 48年10月号)
  2. 春の森のクマさん( 〃 49年3月号)
  3. 友を待つ森(単行本の為の書き下ろし 51年)
  4. 眠りにつく森(別マ 50年1月号)

思い出

 他の単行本とは異なり、B5サイズハードカバーのこの本。・・・和田さんには何か特別の思い入れがあったようで。
 あとがきでご本人も書いておりますが、これは「童話」です。動物たちが仲良く暮らす森で起こった「ちょっとした事件」・・・多少「道徳の教科書的」なお話。
 和田さんは「アクション」ものばかりじゃないんですよ。

 ただ、本人の意向により「廃刊」・・・現在は入手不可能です。(たしか「花とゆめ」に、廃刊にあたっての本人の説明が載ったような記憶が。)
 後書きには・・・ 「いつの日にか・・・私はウサギの双子にかわってクマさんをたたき起こし、春の陽だまりに追い出して、さらに新しい森のおはなしをつづけられるようにするつもりです。・・・って書いてあるのに。

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超少女明日香

  • wada08書名「超少女明日香」
  • 作者「和田慎二」
  • 出版元「集英社」(MC)
  • 初版「昭和51年6月20日」
       (第14版 54,11,25所有)

収録作品

  1. 超少女明日香(別マ 50年4月号~5月号)
  2. オレンジは血の匂い( 〃 49年12月号)

思い出

 こんなに続くとは、作者も思っていなかったらしい「明日香」の第1作目です。・・・「人気が出たらシリーズ化を・・・」との思いでこの話が書かれたわけでは無く、「編集(読者)から望まれて」のシリーズ化だったようですね。(後のHC版明日香メイキングで書かれていました。)

 今回この記事を書くにあたって「四重奏の名前、本郷猛・森ユキってのは、あんまりだよなぁ」「それにコロンボってニックネーム(コードネーム?)も・・・」と書こうと思って、本編読み直してみたのだが・・・本編内では誰も「コロンボ」って呼んでいない・・・何かと勘違いしてたのかな?
 いや、たしかに「アマリリス」の時はコロンボになってるから・・・後付設定?

 いえいえ、そんなことはありませんでした。・・・巻頭の「登場人物紹介」のところに、しっかりと「コロンボ」と書かれていたw

 「オレンジは血の匂い」・・・外国が舞台なのは「別マ 読者と行く取材旅行」企画の副産物だったためらしい。でも、これで「世界を駆けめぐる探偵」神恭一郎のイメージができあがりましたね。

 

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2005/07/23

オリンポスのポロン

  • azuma07書名「オリンポスのポロン」全2巻
  • 著者「吾妻ひでお」
  • 出版社「秋田書店」(PRINCESS COMICS)
  • 初版「昭和54年6月10日」(1巻)
       (第5版 57,7,20 所有)
       「昭和54年7月10日」(2巻)
       (第5版 57,7,25 所有)

収録作品

  1. オリンポスのポロン (プリンセス 52年10月号~54年3月号)
    1巻・・・1話~10話 2巻・・・11話~18話
  2. にゃんにゃこクキちゃん(ビバ プリンセス 51年春季号)
  3. ロンリーちゃん ( 〃 52年冬季号)
  4. ノヴァ ( 〃 51年秋季号)

思い出

 実は「少女マンガ」も描いていた吾妻ひでおさん・・・プリンセスに「おしゃべりラブ」「オリンポスのポロン」「翔べ翔べドンキー」の3作品を連載していました。
 そのなかで一番「少女マンガ」してるかな?・・・「おしゃべり・・・」は、一番連載期間が長かった(4年弱)けど、どちらかというと少年漫画でも通じるような「どたばた」・・・「翔べ翔べ・・・」は、少女マンガっぽいけど、かなり「大きいお兄さん」向けだったような・・・作者の意図は違うかも知れないが。

 ギリシャ神話を題材にした「アポロンの娘」ポロンの物語・・・後に「アニメ化」された人気作品です。

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2005/07/22

地底人の逆襲

  • ishiihisaiti書名「地底人の逆襲」
  • 著者「いしいひさいち」
  • 出版社「双葉社」(双葉文庫)
  • 初版「平成12年1月27日」

収録作品

  1. 地底人 
  2. さがし屋ケンちゃん
  3. SF THE CREAM  SHOW

思い出

 「がんばれ!!タブチくん!!」が大人気になり、今では「朝日新聞」に「新聞4コマ」をかいている「いしいひさいち」・・・昔から「4コマ」マンガはありましたが「いしいひさいち」以前と以後では、表現方法に「劇的な変化」が現れたと言っても良いのでは?・・・その「いしい」さんの迷作「地底人」シリーズです。・・・たしか「タブチくん」の単行本に収録されていた。(正確に言うと「地底人」シリーズは4コマじゃないんですが・・・)

 いしいさんの本・・・タブチくんをはじめ、いろいろと持っていたのだが、過去の地殻変動(単身赴任とか結婚とか引っ越しとか)で、かなり処分してしまった。・・・ドーナッツブックスとか残しとくべきだったな。

 さて、この本。表題作の「地底人」も良いのですが、おすすめは「さがし屋ケンちゃん」シリーズ。
 巨大怪獣に攻め込まれた地球・・・地球防衛軍司令部はその怪獣の弱点を探すよう「ケンイチくん」に依頼・・・ケンイチくんは「大宇宙」へ旅立つのでした。
 すべてこのパターンで物語が進むのだが・・・「くりかえし」の面白さでしょうか?・・・1本1本のオチは弱くても、これだけまとまって載っているとw

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2005/07/21

妖魔

  • youma書名「妖魔」前・後編
  • 著者「楠桂」
  • 出版社「集英社」(りぼんマスコットコミックス)
  • 初版「昭和61年1月19日 前篇」
       「昭和61年8月17日 後編」

収録作品

  1. 妖魔 其ノ壱 まほろばの章(りぼんオリジナル 60年初夏の号)
  2.  〃  其ノ弐 火蛾岬の章( 〃 60年夏の号)
  3.  〃  其ノ参 血の闇ケ原の章( 〃 60年秋の号)
  4. クリーナー・クリーナー( 〃 60年春の号) 以上前篇
  5. 妖魔 其ノ四 愁へ笛の章( 〃 60年冬の号)
  6.  〃  其ノ五 亡者夜話の章( 〃 61年早春の号)
  7.  〃  其ノ六 妖魔決戦の章( 〃 61年春の号)
  8. 知らぬがほっとけ!(りぼん 57年3月号) 以上後編

思い出

 最近は「少年誌」での活躍が目立つ「楠桂」さんの「和風ホラー」です。
ドタバタコメディも良いけれど、楠さんはやっぱり「こっち方面」の話がおすすめ。

 忍びの里で兄弟のように育った「魔狼」と「緋影」・・・しかし「魔狼」は「緋影」に傷を負わせ里を抜けます。・・・「魔狼」を追って旅をする「緋影」・・・その道中に出会うのは、なぜか「妖しい魔物」・・・「魔狼」の正体は実は・・・と言うような話

youma02  第1話から出てくる「妖魔・数え歌」・・・「ひとつ 一夜の恋ならば ふたつ ふたりで地獄へと・・・」となかなか雰囲気のある歌なのですが・・・じつは本当にCDになっていたのです。
 平成元年にアニメ化されたときのCD・・・作曲はなんと「辛島美登里」

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2005/07/20

W-ウォン-

  • W書名「W -ウォン-」
  • 著者「たがみよしひさ」
  • 出版社「秋田書店」
  • 初版「昭和63年8月15日」

思い出

 昭和62年~63年頃のプレイコミック連載作品(詳細不明)。当時流行していた「ビリヤードマンガ」・・・ほんとうに流行したからなぁ・・・この私でさえやったぐらいだから。

 「世界大会」とか「○○勝負」とかの派手な展開のマンガではなく、「謎のハスラー」W(ウォン)を取り巻く人間関係がメインの話。
 たがみさんらしい「雰囲気」のある作品です。

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2005/07/19

怪傑ハリマオ

  • harimao書名「怪傑ハリマオ」(上下巻)
  • 著者「石ノ森章太郎」「山田克郎」
  • 出版社「モッツ出版」
  • 連載「昭和35年16号~36年10号」(週刊少年マガジン)

収録作品

  1. 第1部「魔の城」
  2. 第2部「ソロ河の逆襲」
  3. 第3部「アラフラのたこ」
  4. 第4部「南蒙の虎」

思い出

 ♯まっかな~太陽~ もえ~てぇ~いる~ぅ♪ の三橋三智也の歌が有名な「怪傑ハリマオ」・・・たぶん歌詞を見ずに3番まで歌えるんじゃないか?・・・歌は知ってるけど、番組は見たことありません。

harimao02  このマンガは、存在だけは知っていました。・・・たしか、25年ほど前発売された「石森章太郎の世界」にコミックスカバー絵が紹介されていた。(虫プロコミックス)
 読んでみたかったんだけど、当時は何処の書店にも置いてなかった。

 平成12年・・・「40年ぶりの完全復刻版」として、この上下巻が発売され(高かったけど)即購入。
 そりゃ40年も前のマンガだからってところもあるけれど、アクションマンガらしくテンポが良くて充分面白いですよ。

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2005/07/18

風の戦士ダン

  • dan書名「風の戦士ダン」(全9巻)
  • 著者「雁屋 哲」「島本和彦」
  • 出版社「小学館」(SSC)
  • 連載「昭和57年6月号~61年4月号」(週刊少年サンデー増刊号)

思い出

 現代(っていってももう20年以上前なんだけど)に生きる「忍者(超忍)」・・・恐車一族と神魔一族・・・2つの一族は壮絶な戦いを繰り広げていた・・・ってな具合の物語・・・だけど「島本流」w

 「さすがの猿飛」とか「ファントム無頼」とか・・・増刊サンデーが「熱い」頃の作品です。

 この話、何が一番記憶に残っているかというと・・・神魔四天王の一 権吸堂三 が、失敗の責任をとらされて、「ほっぺたにあさりちゃんシールを張られた」場面・・・最終回がどうだったかは忘れてたけど、この場面だけはしっかり焼き付いていました。

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2005/07/17

炎の剣

  • wada07書名「炎の剣」
  • 作者「和田慎二」
  • 出版元「集英社」(マーガレット コミックス)
  • 初版「昭和51年1月20日」
       (第11版 54,11,25所有)

収録作品

  1. 炎の剣(別マ 48年3月号)
  2. バラの追跡( 〃 49年5月号)
  3. 白い学生服( 〃 49年11月号)

思い出

 和田さんの「剣と魔法」もの・・・人気無かったのかな? この本、購入するまでかなりの時間がかかってます。・・・本屋さんになくて「54年 11版」が出るまで手に入れられなかったんです。・・・話も「普通」・・・和田さんらしさがあまりありません。

 「バラの追跡」・・・こちらは「らしさ」全開w・・・「父を殺した犯人」を、追っていくうちに「好きになってしまう」という物なのですが・・・ただなぁ、私にはこの人「ただの犯罪者」にしか見えないんですけど・・・

 「白い学生服」・・・出だしが「カラー原稿」だったようですね。少女マンガのカラーページに「血糊」描いたのかw

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緑色の砂時計

  • wada06書名「緑色の砂時計」
  • 作者「和田慎二」
  • 出版元「講談社」(KC mimi)
  • 初版「昭和50年12月15日」
       (第10版 52,11,10所有)

収録作品

  1. 緑色の砂時計(月刊ミミ 50年10月号)
  2. 五枚目の女王( 〃 50年11月号)
  3. バラの迷路( 〃 50年12月号)
     以上 シリーズ/風がめざめる時代
  4. ホットケーキ物語(別マ 47年2月号)

思い出

 さすがに「mimi」は読んでいなかったなw・・・別マとは読者層が違うから、意識的にこのような話を書いていたんだろうけど。
「緑色の砂時計」は「問題作」なんだろうけど、「五枚目~」「バラの~」は、いつも通りの和田さんの作品ですね。

 「五枚目のクイーン」・・・これも「スケバン刑事」のルーツの一つ。「校舎は燃えているか!?」と同じ年に書かれていますし。・・・このテーマはスケバン刑事の中でも扱ってますね。

 「バラの迷宮」・・・前年に描かれた「バラの追跡」のリメーク。これも出版社の関係で本編より先に「単行本に収録」。・・・話としてはこっちの方が好きだな。「西園寺社長」が犯罪者じゃないし。・・・でも「スケバン刑事の美緒さん」は「~追跡」の方の人。

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2005/07/16

やけくそ天使

  • azuma02書名「やけくそ天使」全5巻
  • 著者「吾妻ひでお」
  • 出版社「秋田書店」(秋田漫画文庫)
  • 連載「昭和50年1/11号~55年1/10号」(プレイコミック)

思い出

 「やけ天」の中に「吾妻ひでお」のすべてが書かれている!・・・そう断言してもいいかな?・・・てな具合に、バラエティに富んだ作品。
 話の基本は、1巻表紙の通り「エロ」なんですが・・・下にある2~5巻の表紙のように「SF」「どたばた」「ファンタジー」「スペースオペラ」・・・ほんと「なんでもあり」の世界が広がっております。azuma06-1azuma06-2 

・・・さて、この主人公(阿素湖素子)・・・連載終了時「このまま終わる阿素湖だと思うな---」と消えてゆきましたが・・・数回他の作品に出没。・・・作者が「阿素湖討伐隊」の旗を掲げ、追っかけてた・・・そしてわずか1年後に「やけくそ黙示録」として復活。(そして掲載誌は廃刊w)・・・最強です。

 コミックスは「昭和61年」に(PLAYCOMIC SERIES SPECIAL)として復活しましたが・・・2巻が出たところで中断。その後平成12年に(秋田文庫)で全3巻として復活しました。

azuma05 azuma04 
← PLAYCOMIC SERIES SPECIAL
 の1巻

   秋田文庫1巻→

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2005/07/15

ひまわり武芸帖

  • hima書名「ひまわり武芸帖」
  • 著者「森下裕美」
  • 出版社「双葉社」(双葉文庫)
  • 連載「昭和63年9/9号~平成2年3/9号」(COMICアクションキャラクター)

思い出

 「ゴマちゃん」で有名になった「少年アシベ」の作者森下裕美さんの作品。・・・「ゴマちゃん」はあんまり立ち読みした記憶がないけど、コレは「ほぼ全話」掲載誌で読んだ気がする。(もちろん立ち読み)
 コミックスは友人が買ったのでもっていなかったけれど、文庫になったときに購入。

 謎のさむらい「ひまわり十九郎」と 親が侍(隠密)の子ども「堀切勇矢」のふたり旅(勇矢の父ちゃんを捜すのが目的)に、「スリの娘」「くノ一3人組」「河童」「山賊一家」などがからんで「楽しい?」旅を続けます。

 絵柄の割に「毒」のある森下さんの作品・・・これも、かなりのものですが、「ラストシーン」はなぜかさわやか。

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2005/07/14

こいきな奴ら/こいきな奴らPART2

  • ichijo01書名「こいきな奴ら」全2巻
       「こいきな奴らPART2」全1巻
  • 著者「一条ゆかり」
  • 出版社「集英社」(りぼんマスコットコミックス)(マーガレットコミックス)
  • 初版「昭和50年8月10日」(1巻)
       「昭和53年3月10日」(2巻)
       「昭和62年6月30日」(PART2)

収録作品

  1. ジュディス・ジュデェス(りぼん 49年1月号) ichijo02
  2. エスパー狩り( 〃 50年1・2月号) (1巻)
  3. 危険がいっぱい( 〃 51年2月号 別冊付録)
  4. ドーミエ3世の遺産( 〃 52年2・3月号) (2巻)
  5. パラノイア・パーティ(週刊マーガレット 61年37号~41号)
  6. デッド・ゾーン( 〃 61年44号~48号) (PART2)

思い出

 貴族の双子ジュディス(男)とジュデェス(女)・元殺し屋パイ・スリのクリームの4人組のアクション作品。・・・男3女1の4人組って、動かし安いのか?「ルパン3世」とか「J9」とか・・・
 はじめは「りぼん」の年1回掲載作品・・・4年間続きました。・・・で、なぜか約10年の間を空けて「マーガレット」で突如PART2が連載されました。

 一条さんの作品、(昔の)りぼん時代の連載は読んでたんだけどね。「デザイナー」とか「砂の城」とか・・・ふるいねw・・・姉がコミックス持ってました。
 「有閑倶楽部」・・・読んだこと無いのは・・・駄目ですか?

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2005/07/13

化石の記憶

  • tagami04書名「化石(いし)の記憶」全3巻
  • 著者「たがみよしひさ」
  • 出版社「秋田書店」(PLAYCOMIC SERIES SPECIAL)
  • 連載「昭和60年5/23号~62年4/9号」(プレイコミック)

思い出

 「伝承」「恐竜」「ミリタリー」「エッチ」「SF」と、たがみさんの趣味?全開の作品なのではないだろうか。
 ストーリーは「タイムスリップ」もの。・・・物語の発端は「ロストワールド」っぽく始まります。・・・現代に「謎の生き物(恐竜)」が現れ、母親を「恐竜=ぬし」に殺された主人公が、復讐?のために故郷に戻り、そこで「父親の知人の息子」が「7千万年前の地層から人間の化石」を見つける所に出くわす・・・てな具合。
 そして、「謎の宝=竜哭」の争奪戦になり、タイムスリップが起こり、自分たちが「集められた」意味を知る。

 「軽シン」「狼」のような「3頭身キャラ」が出てこない、まじめなお話。・・・ちょっと登場人物多くて、ちょっと読みづらいところもあるけれど・・・たがみさんの「最高傑作」だと思います。
 機会が有ればご一読を!・・・って、今でも購入できるのかな?

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2005/07/12

8マン(完全復刻版)

  • 8man書名「8マン」(全7巻)
  • 作者「平井和正」「桑田次郎」
  • 出版元「リム出版」
  • 連載「昭和38年20号~41年6号」(週刊少年マガジン)
       「41年春号」(別冊少年マガジン) ほか

収録作品

  1. 怪人ゲーレン
  2. サタンの兄弟
  3. 怪力ロボット007(以上1巻)
  4. 光線兵器レーザー
  5. 超人サイバー(以上2巻)
  6. 人間ミサイル
  7. 怪人ロボット005(以上3巻)
  8. 魔女エスパー
  9. 死刑囚タランチュラ
  10. 決闘(以上4巻)
  11. 超人類ミュータント(5巻)
  12. 魔人コズマ(6巻)
  13. 読み切り短編(8編)(7巻)

思い出

 昭和38年、週刊少年マガジンに連載開始・・・さすがにリアルタイムでは知らない。
TVアニメも38年11月~放送・・・これも記憶にないなぁ。主題歌とオープニングの映像は良く知ってるけど、コレは有名だからね。(ちなみに、アニメのタイトルは「エイトマン」・・・「フジテレビ」じゃなく「TBS」で放映したから、「8マン」じゃマズイので変更したって聞いたことあるけど?)

 過去に何があったかは知りませんが、連載終了後25年ほど経過した、平成2年に出版されたこの「完全復刻版」にて、「魔神コズマ編」書き下ろしにより「完結」・・・やっぱり「絵」に違和感が。
 まぁ、昔のコミックスは「未収録」とか良くあったからw

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2005/07/11

マカロニほうれん荘

  • wada07書名「マカロニほうれん荘」全9巻
  • 著者「鴨川つばめ」
  • 出版元「秋田書店」(少年チャンピオンコミックス)
  • 連載「昭和52年5/16号~54年10/15号」(週刊少年チャンピオン)

思い出

 もう「解説不要」。一時代を築いた「ギャグマンガ」
この作品以前と以後では、もうすっかり様子が変わってしまった。
「大学生が漫画を読んだ」と驚かれた時代から、「生まれたときからマンガがあった」世代へ、時代は変わっていったのです。

 この作品に、当たり前のこととして出てくる「ウルトラマン」や「キングギドラ」の特撮の話題、「KISS」や「クイーン」などのロックの話・・・何の説明もなくそれらが出てきても、違和感なく受け止めてしまう世代に向けて、このマンガは発進されていたのです。・・・同時期の「ジャンプ」作品「すすめ!パイレーツ」も、同じようなテイストを持っていました。makaroni03

 ただねぇ・・・後半になると「読むのが辛く」なってくる。・・・実際私は「6巻」までしか持っていません。

 さて、右の写真は・・・近くにある「リアル・マカロニほうれん荘」・・・ほんとにこんな名前付けちゃう人がいるとは・・・ちょっと「イタイ」
   

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2005/07/10

左の眼の悪霊

    wada05

  • 書名「左の眼の悪霊」
  • 著者「和田慎二」
  • 出版元「白泉社」(花とゆめCOMICS)
  • 初版「昭和50年10月20日」
       (第17版 55,2,15所有)

収録作品

  1. 左の眼の悪霊(花とゆめ50年13・14号)
  2. 校舎は燃えているか!?( 〃 50年15号)
  3. パパにくびったけ( 〃 50年17号)
  4. リョーシャとミオ(デビュー前作品)

思い出

 和田さんの作品は「初版年」の順序で紹介しているから、この作品がここの位置に入ってくるけど・・・自分の中では読んだのはかなり後。(もしかしたらスケバン刑事1・2巻より購入が後だったかも)

 作品的には「オカルト」なんだけど・・・神さんが登場しているところに違和感がw
(でも、「神恭一郎事件簿」に収録されてるので、「スケバン刑事」と同一世界の作品・・・なのか?)

 スケバン刑事習作「校舎は燃えているか!?」も収録されていますが・・・これと「左の眼の~」(前・後編)が、3号連続で掲載されてたのですね。

 「パパにくびったけ」はパパと恵子」シリーズの1編なんだけど・・・いきなり「真吾くん」登場してます。・・・「白い学生服」(炎の剣に収録)より先に本になってたのね。

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呪われた孤島

  • wada04書名 「呪われた孤島」
  • 著者 「和田慎二」
  • 出版元 「集英社」(マーガレット コミックス)
  • 初版 「昭和50年3月20日」
       (第14版 55,11,15所有)

収録作品

  1. 呪われた孤島(別マ 49年8月号~9月号)
  2. 快盗アマリリス(別マ 48年11月号)

思い出

 和田さんの作品を、こうやって書き上げてみてみると・・・当時の月刊誌連載って過酷ね。3月と空けずに「100ページ読み切り」とか「70ページ前後編」とか・・・現在の展開が遅い月刊連載作品には見習って欲しいものです。
 この作品も、テンポが良すぎて、逆にもったいないくらい。w・・・大河作品になる要素いっぱいなんだもの。

「アマリリス」は、後に「連載作品」にリニューアル・・・それについてはまたいずれ。

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2005/07/09

美美

  • mimi書名「美美」
  • 作者「吾妻ひでお」
  • 出版元「朝日ソノラマ」(SUN COMICS)
  • 初版「昭和55年3月25日」

収録作品

  1. 美美(マンガ少年 51年9月号~54年8月号) 
  2. ジェイシー(別冊少年チャンピオン 46年5月号)

思い出

 「火の鳥」「地球へ…」の連載されていた「月刊マンガ少年」・・・その「創刊号」から「美美」は連載されておりました。・・・「不条理日記」以前の作品・・・SFぢゃないです。
 3年間連載・・・絵柄がだんだん変わって行くのがわかります。w

 1話4Pの作品なんだけど・・・毎回話がきれいにまとまっております。(オチにも無理がないし)・・・「ドタバタ」色も薄く、「普通の人」でも読みやすいんじゃないかな?

 

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2005/07/08

かしましハウス

  • kasimasi書名「かしましハウス」全4巻
  • 作者「秋月りす」
  • 出版元「竹書房」(竹書房文庫)
  • 連載「平成5年3月号~平成15年5月号」(月刊まんがライフオリジナル)

収録作品

  1. 「かしましハウス」
  2. 「ゴローと歩けば」(1巻・2巻)
  3. 「あかねといずみ」(3巻)

思い出

 「蔵書整理」の本来の目的からはずれてしまったw・・・実はこれ、今日買ったばかりの本。
 秋月さん。好きな4コマ作家さんなんだけど、なぜかコミックスは揃えていなかった。「どうしようかなぁ」と思っていたところに、今回の文庫化。ラッキーだね。

 この本は、8冊の単行本を「文庫化」したもの。・・・それに加え、「あかねといずみ」は、今年発売の「まんがライフオリジナル 6月号」に書き下ろされたもの・・・連載終了後の作品が、オリジナルと一緒に収録されて、とってもありがたいです。
 ただねぇ、4冊同時発売は財布にキビシイ・・・

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2005/07/07

お月さま笑った?

  • takahasi書名「お月さま笑った?」
       高橋由佳利傑作集1
  • 著者「高橋由佳利」
  • 出版元「集英社」 (りぼんマスコットコミックス)
  • 初版「昭和55年3月20日」

収録作品

  1. お月さま笑った?(りぼん 54年10月号)
  2. コットンシャツに夏の風( 〃 53年夏の増刊)
  3. 3月はミステリアス( 〃 54年3月増刊)
  4. 眠り姫とお茶を…( 〃 54年6月号)
  5. たまねぎ畑のシティ・ガール( 〃 54年8月号)

思い出

 このブログの趣旨は・・・「持っている本の再確認」及び「整理整頓」のついでに、1冊ずつ紹介していく・・・ものだったんですが・・・どうも「整理整頓」に結びつかない。
 どうしても・・・読んでしまうのです。持ち出してきた本を。・・・そして再確認「昔の少女マンガって良いなぁ!」

 この本。購入当時何度読み返したことか。・・・何処がどう良くて・・・なんて、自分でも良く解らないのですが、とっても気に入っていたことは確か。

 高橋由佳利さん・・・マーガレットに移った辺りまでは追っかけていたのですが・・・ インド  トルコまではついて行けなかったw

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2005/07/06

我が名は狼

  • tagami03書名「我が名は狼」全3巻
  • 著者「たがみよしひさ」
  • 出版社「秋田書店」(PLAYCOMIC SERIES)
  • 連載「昭和57年6/10号~58年2/10号」(ヤングチャンピオン)
       「昭和59年2/23号~?(資料無)(プレイコミック)

収録作品

  1. 我が名は狼 1~3巻
  2. 道はコンチェルト(小山田いく と兄弟合作) 1巻
    (週刊少年チャンピオン 58年4+5号)

思い出

 水曜日は、一般(成年)まんがを紹介していくつもりなんだけど・・・たがみさんが続きますねぇw・・・まぁ、これも「箱から出てきた」順にブログ書いてるからしょうがない。・・・ただねぇ、蔵書整理のつもりで始めたのに、逆にパソコン周りに本が集まっちゃって・・・何とかしなくちゃ。

 さてこの本「軽シン」の1年後に「ヤングチャンピオン」に連載・・・が、8話書き終えたところで掲載誌が休刊。単行本1巻は、プレイコミックでの連載再開前に出版されたので「1巻」の表示がありません。(その後、再版分からは「1」となっているようです)
 話は、「主人公(犬神内記=狼)が、女の子をナンパする」という、単純なお話(と、言い切ってしまうと実も蓋もないがw)・・・「軽シン」のように「人間関係がどーの」ってtagami03-2のが無い分、こっちの方が読みやすいんじゃないかな?
 いえ、当然(エッチするだけの話じゃないですよ。たがみさんらしい「軽さ」と「重さ」の同居したお話です。

 一緒にLPレコードが出てきた・・・当時流行した「イメージアルバム」ってヤツw

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2005/07/05

仮面ライダー

  • rider01書名「仮面ライダー」
  • 著者「石ノ森章太郎」
  • 出版元「朝日ソノラマ」(SUN WIDE COMICS)全2巻
        「メディアファクトリィー」(Shotaro World)全3巻
  • 連載「昭和46年16号~23号」(週刊ぼくらマガジン) 
       「昭和46年23号~52号」(週刊少年マガジン)

rider02収録作品

  1. 仮面ライダー
  2. たのしい幼稚園版仮面ライダー(メディア版2巻)

思い出

 大ヒットテレビ作品「仮面ライダー」の原作・・・と言うよりは、今で言うところの「メディアミックス」作品。TV企画と同時進行で作品が書かれた「第1号」らしいです。が、かなりTVとはかけ離れ、石ノ森色が強いですね。(特に一文字篇「海魔の里」なんて、週刊誌で連載の一部を読んだとき「仮面ライダー」だとはとても思えなかった。)

 メディアファクトリー版の方は過去の単行本化の時に削除されたページも含む「完全版」として発行されました。・・・本郷猛が偽ライダーに倒される見開きページが収録されています。

 TV放映が始まって36年あまり・・・現在も「新作」が登場するお化け番組ですが、この秋「仮面ライダー THE FIRST」として1号・2号ライダーの話が映画化。さてどうなる事やら?「楽しみ半分・怖さも半分」

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2005/07/04

[有]椎名百貨店

  • hyakkatenn書名「[有]椎名百貨店」
  • 著者「椎名高志」
  • 出版元「小学館」(SSC)
  • 初版「1巻 平成3年6月15日」
       「2巻 平成3年8月15日」

収録作品

  1. ポケットナイト 1~3(少年サンデー増刊 2年4月・8月・12月号)
  2. 電気製品に乾杯!( 〃 スペシャル増刊 2年8月号)
  3. 長いお別れ( 〃 増刊 2年10月号)
  4. Dr.椎名の教育的指導!!( 〃 元年14・27・30・37・40・41)1~4・・・ 1巻
  5. 乱破S.S. 1~3( 〃 増刊 2年7月号・3年1月・5月号)
  6. オール・ザット・ギャグ( 〃 元年43号)
  7. マリちゃんたすけて!( 〃 増刊 2年5月号)
  8. Dr.椎名の教育的指導!!( 〃 元年48 2年1~6)4~8・・・2巻

思い出

 椎名高志さんが、週刊連載前に「連載に出来るだろう」というアイデアを1話読み切りで「サンデー増刊誌上」に連載した作品群・・・確か大ヒット作の「GS美神」もこの中の1作だったんじゃなかったか?(記憶で描いてます。確認してありません)
 そういえば、昨年(だったか?)も、同様に3作ほど描いてますね。・・・その中の「絶対可憐チルドレン」近々本誌登場だとか。

 「サンデー増刊」って、以前はそんな実験的な場だったんだけどねぇ

 「~教育的指導」は、サンデー本誌連載の「4コマ」・・・これは人気あったんじゃないの?(少なくとも、私の周りではかなりウケていた。)
少年雑誌って4コママンガって案外少ない。・・・案外ここに力入れてみませんか?サンデーさん。 

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2005/07/03

大逃亡

  • wada03書名 「大逃亡」
  • 著者 「和田慎二」
  • 出版元 「集英社」(マーガレット コミックス)
  • 初版 「昭和49年10月20日」
       (第12版 54,7,15所有)

収録作品

  1. 大逃亡(別マ 49年1月号~2月号)
  2. バラ屋敷の謎(別マ 47年12月号)

思い出

 「亜里沙」→「大逃亡」と「和田慎二」=「アクション作家」のイメージが出来てしまった流れですね。(途中に「快盗ママリリス」も挟まってるし)
しかし、この本。約5年間で12版・・・人気のほどが伺えます。

 こちらは「沼先生」のデビュー作・・・どちらかというと「敵役」ですがw
自分の中では、「別マ」が終わってから「花とゆめ」に移っていった感覚があるので、「スケバン刑事」で沼先生を見たときは、「大逃亡からかなり時間が経過しているはずなのに、(同一人物じゃ)若すぎない?」と思ったものですが・・・実際はこの2年後ぐらいに「スケバン刑事」は連載が始まっていたのですね。
 「別マ」作品は雑誌で読んで、初期「花とゆめ」作品は単行本で。・・・そんな読み方をしていたものですから。 

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2005/07/02

不条理日記

  • azuma02書名「不条理日記」
  • 著者「吾妻ひでお」
  • 出版元「奇想天外社」(奇想天外コミックス)
  • 初版「昭和54年12月25日」
       (第2版 55,1,5所有)

収録作品

  1. 不条理日記(奇想天外 53年12月号)
  2. 不条理日記 しっぷーどとー篇~転生篇(劇画アリス 54年17号~21号)
  3. 不条理日記 SF大会篇(奇想天外 54年11月号)
  4. シャン・キャット(少年チャンピオン 54年10号~14号)
  5. タバコおばけだよ(高2コース 53年4月号~54年3月号)
  6. 狂乱星雲紀(コミックアゲイン54年5月号~11月号)

思い出

 「SFの吾妻ひでお」を決定づけた「不条理日記」です。・・・それ以前にも作品に「SFテイスト」はあったのですが「ナンセンスマンガ」扱いでしたから・・・それも時代。
 「不条理日記」はSF小説(転生篇はSFマンガ)パロディなんですが・・・さすがに元ネタが解らないものも多い。・・・「元ネタ解説」の書いてある本(同人誌だったか商業誌だったか?)も、どこかに埋もれているはずですが・・・?
SF大会篇で描いた架空の「クルムヘトロジャンの『へろ』」・・・次のSF大会に「本当に本が出来ていた」という逸話も残っていましたねぇ。

 この本のほかの作品も、秀作が多いのですが・・・特に「シャン・キャット」!・・・「普通の生活に、突然『異邦人』が紛れ込む」という「黄金の藤子不二雄パターン」しかも「それが美少女」だというのに・・・少年チャンピオンで「5話打ち切り」・・・それも時代。
 現在じゃ「そんな漫画」が氾濫しているというのに・・・

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2005/07/01

ルリカ発進!

rurika

  • 書名「ルリカ発進!」全2巻
  • 著者「ひらのあゆ」
  • 出版元「芳文社」(MANGA TIME COMICS)
  • 連載「平成11年6月~14年11月」

思い出

 「派遣会社」からやってきた「ルリカ」が、会社(のOL・社員達)を変えていくお話。・・・いや、4コマなんだけど・・・
この人の4コマは「時間の流れ」を感じさせます。・・・いや、マンガの中の登場人物だから、見た目では「年はとらない」 のだけれど、正確とかいろいろ変わって(成長して)行くのが感じられます。

 全2巻と短い感じがするけれど・・・きれいにまとまっております。

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