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2006/01/31

仮面ボクサー

  • maskedboxer書名「仮面ボクサー」
  • 著者「島本和彦」
  • 出版社「徳間書店」(SC SPECIAL)
  • 初版「平成元年7月30日」
  • 連載「YOUNGキャプテン 63年1号~3号」

思い出

 コミッショナーが誘拐されて・・・「特殊な仮面」&「特殊なグローブ」を公認してしまい、それを着けた「世界征服ジム」の「怪人ボクサー」達が快進撃を続ける中・・・突如現れた一人の男・・・「仮面ボクサー」
 彼は「日本ボクシング界」を守るため・・・一人戦い続けるのです。・・・とはいっても「島本作品」・・・ノリはいつもの調子なんですがw

 これは、島本さんが公然と「石ノ森パロディ」をやった記念すべき作品ですねw

 掲載されていた「YOUNGキャプテン」・・・この作品がメインのようで、毎回表紙を飾っておりましたが・・・たった3号で休刊w・・・この作品も敵のマスクが「残り一体」となったところで中断・・・最終章(前・後編)は、単行本描き下ろし。

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2006/01/29

緑色の砂時計(その2)

  • wada36書名 「緑色の砂時計」
  • 著者 「和田慎二」
  • 出版元 「大都社」(St comics)
  • 初版 「平成5年12月3日」

収録作品

  1. 緑色の砂時計 (月刊ミミ 50年10月号)
  2. 五枚目の女王 ( 〃 50年11月号)
  3. バラの迷路 ( 〃 50年12月号)
  4. あとがき (描き下ろし)

思い出

 和田さんの「唯一講談社から出ていた」単行本の再販本・・・収録作品はmimiに掲載された3部作。

 あとがきによりますと・・・やはり「別マ」とは「読者年齢層が上だから」との理由で、意識して「絵柄も変えて」描いたとのこと。
 講談社版の単行本は・・・長い間「版を重ねて」売れたとのこと・・・そういえば、マーガレトの単行本に比べ入手が容易だったな・・・理由は・・・「Hなシーンが入っていたから」だとかw
 「それならば・・・」と、「長期間(Hネタを)熟成させていた」ところ・・・近年のあからさまな「レディースコミック」の台頭で断念したとのこと・・・和田先生・・・今からでも遅くはない!描いてください。

 私の好きな「5枚目のクイーン」・・・「思い入れはしてない」とバッサリ・・・そんなぁw

 他にも・・・「バラの迷宮」は2部作の予定だった・・・とか、最後の5ページ描き下ろしの「あとがき」は、貴重な話が載っております。・・・だから「再販本」も買い続けなくてはいけないのですw                           

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2006/01/28

吾妻ひでお大全集

  • azuma37書名「吾妻ひでお大全集」(奇想天外・臨時増刊号)
  • 出版社「奇想天外社」
  • 発行日「昭和56年5月15日」

収録作品(吾妻さん作品)

  1. ぬいぐるみ:作・川又千秋 (描き下ろし)
  2. 愛のコスモ・アミタイツゾーン:萩尾望都との合作 ( 〃 )
  3. 普通の日記 ( 〃 )
  4. つばさ (未発表 54年)
  5. 由紀子の肖像 ( 〃 46年)

思い出

 この本は・・・単行本とかではなく、雑誌の増刊号・・・「不条理日記」で「星雲賞」を受賞してから2年・・・吾妻さんの認知度が「マンガ読み」の間に、普通に広がってきた時期(56年)に発行されました。(前年から小学館・ビックコミックスピリッツに連載開始してましたし)
 300ページも及ぶ「吾妻さんonly本」です。

 内容は・・・吾妻さんのマンガはもちろん、新井素子さんやいしかわじゅんさんなど、知人友人による「評論・エッセイ・マンガ」および「キャラクター列伝」「吾妻辞典」「作品リスト」等・・・大本は以前紹介した「吾妻ひでおに花束を」のようですねw
 でも、不条理日記の元ネタ紹介(新・不条理解析)記事など、以前よりかなり詳細になっております。

 普通のコミックスと異なり・・・再版はされないだろうから大切にとってありましたw

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2006/01/27

晴れ予報・恋予報

  • hareyohou書名「晴れ予報・恋予報」
  • 著者「丹沢 恵」
  • 出版社「芳文社」(MANGA TIME COMICS)
  • 初版「平成11年10月20日」

収録作品

  1. 晴れ予報・恋予報  (まんがタイムラブリー 6年4月号~7年7月号)
  2. 英語ができんで何が悪い!! (まんがタイムファミリー 8年3月号)
  3. あるいは猫でいっぱいの日々 (わんにゃんCLUB 7年9月号)
  4. 丹沢通信 (描き下ろし)

思い出

 丹沢さんの「恋愛物4コマ」・・・う~ん?珍しく登場人物が「成長」して行く4コママンガw
イラストレーターの「姉」と、家出してきた「弟」・・・二人(主に姉)の、恋の様子が綴られております。
 とはいっても・・・至ってまじめな、普通の恋愛

 これを読むと・・・作者の「まじめさ」が伝わってきますねw

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2006/01/25

ボクの初体験

  • bokuno書名「ボクの初体験」全3巻
  • 著者「弓月 光」
  • 出版社「集英社」(MARGARET COMICS)
  • 初版「昭和51年11月20日」①
       「昭和51年12月20日」②
       「昭和52年2月20日」③

収録作品

  1. ボクの初体験 (週刊マーガレット 50年39号~51年14号)
  2. 恋よ剣 (りぼん 48年1月号)
  3. 花の予備校生 ( 〃 45年4月増刊号)

思い出

 女性に振られて(実に100回も)・・・自殺を図り、崖から飛び降りて・・・目覚めると女性になっていた高校生「宮田英太郎」・・・実は天才医学博士「人浦狂児」の手によって、女性の身体に脳移植されていたのです・・・という、実に「マンガ」らしい展開のお話

 内容は、弓月さんらしく・・・ライトなエッチ話・・・少女マンガだから出来たのでしょうね・・・実際、その後の「青年誌」の作品は・・・かなりきわどい話になってますから。

 この作品のなかで・・・湯川先生の出す「マッチパズル」が人気があったらしく・・・パズル問題を読者から募集したりしていましたねぇ・・・いま、我が家の娘がTVのパズル問題を真剣に解いている姿を見ると・・・やはり今も昔も人間ってそんなに変わってはいないと言うところでしょうか?

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2006/01/23

ゲッターロボ號

  • getter-go書名「ゲッターロボ號」全7巻
  • 著者「石川賢」(原作 永井豪)
  • 出版社「徳間書店」(SC COMICS)
  • 連載「少年キャプテン 平成3年2月号~5年5月号」

思い出

 平成になって突然・・・ゲッターロボのリメイク作品「ゲッターロボ號」のテレビアニメが始まりました。・・・その放送に先行すること1ケ月・・・少年キャプテンでまんがの連載が始まりました・・・しかも作者は「石川賢」
 それだけでもスゴイのに・・・1話のラストで「登場人物の一人・ゲッターロボを作った男」が実は「神隼人」であることが解り・・・もう、イヤでも期待が高まります!!

 が、残念なことに・・・TVアニメの方は、実はまったく前作「ゲッターロボ」とは関係なし・・・ただ、3機が合体して3種類のロボットに変型する処だけが「ゲッターロボ」と共通することぐらい・・・いや、でも「おもちゃ」は、しっかり「完全変型」する優れものでしたが。

 マンガの方も・・・前作とのつながりが見えぬまま・・・世界各国のロボット軍団VSプロフェッサーランドウ軍の「アラスカ戦線」の話が単行本4巻に渡って続きました。
 それはそれで・・・なんか「濃い」登場人物が多く・・・スゴイ話なのですが・・・じつは、この作品が大きく化けたのはその後。

 ボロボロになった「ゲッターロボ號」と共にアラスカから戻った主人公が「神隼人」に連れて行かれた処は・・・「早乙女研究所」(しかも、廃墟)・・・そしてそこにあったのは「真・ゲッターロボ」
 敵側にも変化が・・・敵ボスだったプロフェッサーランドウの側近が裏切り・・・本当の敵・「恐竜帝国」が出てきたのです。
 そして「流竜馬」も登場して・・・話はいきなりヒートアップW

 そして、ここから「ゲッターロボサーガ」が始まったのでした。

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2006/01/22

時計じかけのオレンジ・ジャム

  • wada35書名 「時計じかけのオレンジ・ジャム」
  • 著者 「和田慎二」
  • 出版元 「大都社」(St comics)
  • 初版 「平成5年8月2日」

収録作品

  1. パパ! (別マ 46年9月号)
  2. パパとパイプ ( 〃 48年6月号)
  3. 白い学生服 ( 〃 49年11月号)
  4. パパにくびったけ (花とゆめ 50年17号)
  5. バニラ・エッセンスの午後 ( 〃 50年増刊号)
  6. ライダーより愛をこめて ( 〃 51年増刊号)
  7. 時計じかけのオレンジ・ジャム ( 〃 54年20・21号)
  8. いとこにキッス ( 〃 57年増刊5月号)
  9. ホットケーキ物語 (別マ 47年2月号)

思い出

 和田さんがデビュー当時から描いてきた「恵子とパパ」シリーズ・・・シリーズとは言っても「メイン」を貼るような大作ではなく、割とひっそりとしていた作品なので、過去の単行本のそこここに散らばって載っておりましたが・・・ついに1冊にまとまった「完全版」(当時)です。
 しかも豪華に「描き下ろし まえがき なかがき あとがき」付きw(合計で6ページだけだけど)

 シリーズの順番は(番外編扱いの9はともかく)4・5が入れ替わっているのかな?

 その後・・・笠倉出版から「バニラ・エッセンスの午後」のタイトルで単行本が出版されたのですが・・・なぜか「持っていない」のです。・・・内容はこの本と同じハズだけど・・・「あとがき」部分はどうなんだろ?

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2006/01/21

陽射し

  • azuma36書名「陽射し」
  • 著者「吾妻ひでお」
  • 出版社「奇想天外社」
  • 初版「昭和56年7月10日」

収録作品

  1. 妄想画廊 (描き下ろし)
  2. 陽射し (少女アリス vol.13)
  3. 水仙 ( 〃 vol.8)
  4. 水底 ( 〃 vol.14)
  5. 夕顔 ( 〃 vol.15)
  6. さまよえる魂 ( 〃 vol.9)
  7. 午後の淫荒 ( 〃 vol.7)
  8. 夜のざわめき ( 〃 vol.12)
  9. 不思議ななんきん豆 ( 〃 vol.11)
  10. 帰り道 (マンガ奇想天外 №4)

思い出

 いわゆる・・・吾妻ひでお「純文学シリーズ」・・・「自販機本」に連載していたシリーズです。

 内容は・・・まぁ、一つの「大人向け」作品なのですが・・・「やけくそ天使」みたいな「あからさま」wなものでは無く・・・美少女の登場する「ロリコンまんが」ってヤツですねw

 中には、いつもの「吾妻さん」らしい・・・美少女クローンものとかの話もあるのですが・・・表題作の「陽射し」などは・・・なんかとっても不思議な雰囲気を持っております。 

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2006/01/20

× -ペケ-

  • peke書名「× -ペケ-」全7巻
  • 著者「新井理恵」
  • 出版社「小学館」(FLOWER COMICS SPECIAL)
  • 連載「別冊少女コミック 平成2年12月号~11年1月号」

思い出

 今でこそ「4コマ雑誌」が定期的に発行されてはおりますが・・・以前はまだまだ「爆発的」な人気は無かった・・・ましてや「少女まんが」では「2頭身・ほのぼの系」が主流・・・そんな所に突如現れた・・・新井理恵さんの「×-ペケ-」です。
 周りの友人・・・みんな嵌りました(男ばっかだけどw)

 主人公は「高校生達」・・・同じ高校が舞台かは解らないけど・・・各4コマそれぞれ登場人物ごとに「シリーズタイトル」が付いていて・・・そのシリーズごとに作品の傾向(オチ)は決まっているのに・・・面白いんです。
 登場人物は皆・・・普通の少女マンガに出てくるような「頭身の高い」ビジュアル系・・・そんな人達が、かなりエキセントリックな行動を繰り広げるのです。

 私は・・・岡本夢路が好きでした。

 今でこそ「全国的」に有名な「節分の恵方巻き」・・・実は私、この作品で初めて知りました。・・・2巻に「恵方巻き」ネタがあるのです。・・・これって平成4年か5年ぐらいのこと。
 「恵方巻きを全国に広めた」と自負している「セブンイレブン」・・・でも、全国展開したのは平成10年のことらしいので・・・かなり時代を先取りしていたのでは?

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2006/01/19

アッセンブル・インサート

  • yuukimasami-out02書名「アッセンブル・インサート」
  • 著者「ゆうきまさみ」
  • 出版社「みのり書房」(OUT COMICS)
  • 初版「昭和63年3月20日」

収録作品

  1. アッセンブル・インサート第1話~第3話 (月刊OUT増刊 60年 アニパロコミックス8~10)
  2.        〃      エピローグ (描き下ろし)
  3. 気まぐれディウォッチ (月刊OUT増刊 59年 アニパロコミックス6)
  4. いいことしましょ (白泉社 60年5月 とり・みき&中西裕スペシャル)
  5. ナイトウォーカー (月刊OUT増刊 59年 アニパロコミックス7)
  6. 風潮 (月刊OUT 59年11月号)
  7. ヒロイック・ファンタズム (月刊OUT増刊 58年 アニパロコミックス3)
  8. 竜王宮への帰還 (SFイズム 59年)

思い出

 あの月刊OUTで・・・原稿穴埋めのため「4ページまんがの2ページ」でデビューを果たした「ゆうきまさみ」さんの作品・・・アニメ化もされているし、そこそこ有名だと思うのだが?

 まぁ、掲載誌が掲載誌だったからw・・・OUT増刊「アニパロコミックス」・・・う~ん・・・創刊号から全巻持っていたのだが・・・転居とか結婚の拍子に手放してしまった・・・ありがちなパターンだがとっても悔しい。

 内容は・・・怪力だけが取り柄の「可愛い女の子」が・・・悪人を退治するために「パワードスーツ」を着て「芸能界デビュー」するという物・・・たった「3話」のみなのが惜しまれます。

 同時収録作品は、サンデーデビュー前後に書いた作品群・・・ジャンルがバラエティに富んでます。

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2006/01/16

決戦!ゲッターロボG

  • getterrobo-02書名「決戦!ゲッターロボG」
  • 著者「永井 豪・石川 賢・桜多吾作」
  • 出版社「大都社」(St COMICS)
  • 初版「平成11年8月10日」

収録作品

  1. グレンダイザー・グレートマジンガー・ゲッターロボG・決戦!大海獣 (テレビマガジン 51年8月増刊号)
  2. ゲッターロボG 予告 (冒険王 50年8月号)
  3. ゲッターロボG 学年誌版 (小学四年生 50年6月号~7月号・小学一年生 50年6月号~51年3月号)
  4. ゲッターロボG 学年誌版 (小学三年生 50年6月号~51年3月号)

思い出

 作品は、TVアニメ放送当時の物ですが・・・コミックスになったのは平成になってから・・・いわゆる「スーパーロボット大戦」で、人気が盛り上がってきた頃ですねw
 本来なら「石川版ゲッターサーガ」を紹介してゆくところでしょうが、まぁ「外伝」扱いと言うことでw

 最初の「~決戦!大海獣」は桜多吾作・画・・・同名の劇場アニメのコミカライズ・・・このマジンガーシリーズ劇場版は、どの作品も必見です。

 2番目の「冒険王 予告」版は・・・少年サンデーでの連載が中断し、冒険王で再開される1ヶ月前の「あらすじ紹介」的な作品。これだけを読むと・・・アニメに準じた「ゲッターVS百鬼ロボ」の話みたいなのですが、始まった連載は「サンデー版の続き」・・・独自の路線を突き進んでくれましたw

 学年誌版が2種類あるけれど、3番目は「石川賢」4番目は「桜多吾作」・・・こちらは解りやすく「ゲッターVS百鬼ロボ」物・・・でも、こちらでは「桜多吾作」が暴走w・・・ラストでは「ゲッターライガー」で「ハヤト」が特攻してしまいます。

 さて、じつはこの本より前に「ゲッターロボ大決戦」という物が出版されているのだけれど・・・なぜか購入してありません。

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2006/01/15

呪われた孤島(その2)

  • wada34書名 「呪われた孤島」
  • 著者 「和田慎二」
  • 出版元 「大都社」(St comics)
  • 初版 「平成5年3月5日」

収録作品

  1. 呪われた孤島(別マ 49年8月号~9月号)
  2. 夏に来たイブ (花とゆめEX 59年SUMMER号)
  3. バラの追跡(別マ 49年5月号)
  4. 炎の剣( 〃 48年3月号)
  5. メイキングオブ「呪われた孤島」(あとがき)

思い出

 和田さんの初期作品の中でも、特に好きな作品の一つ「呪われた孤島」・・・この作品の載った「別マ」が病院の待合室にかなり長い間置いてあり(前・後編とも)・・・何度も繰り返し読んだことを思い出しました。

 この本も、前回の「大逃亡」と同じく大都社から再販された別マ時代の作品集(1作だけ花ゆめからだけど)・・・当然「あとがき」付き

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2006/01/14

吾妻ひでおに花束を

  • azuma35 書名「必殺吾妻読本 吾妻ひでおに花束を」
  • 著者「大日本吾妻漫画振興会 阿島俊 編」
  • 出版社「虎馬書房」(同人誌)
  • 初版「昭和54年12月31日」

収録作品(吾妻さん作品)

  1. せーしゅんさんか 武蔵野荘のころ (描き下ろし)
  2. リングサイド・クレージー (まんが王 44年12月号付録)
  3. 雪の日の物語 (少年サンデー 51年9月増刊号)
  4. カラス (未発表作)

思い出

 吾妻ひでおさんのファンクラブが作った「同人誌」・・・私は所属していたわけではなく、「ぱふ」かなにかで紹介されていた物を、通販で購入。
 パソコン・ワープロのない時代の物・・・手書きのページが「ファンジン」らしくて良い本です。

 徹底インタビューとか、不条理日記元ネタ解説・吾妻ひでお論と、読み応えのある記事も満載です。

 巻末の「吾妻ひでお作品リスト」は・・・このブログを書くのにお世話になっておりますw

 「リングサイド・クレージー」は、吾妻さんのデビュー作・・・今の絵の面影はほとんどありませんねw
 「雪の日の物語」は、雪の中でマッチを売る少女に出会うお話・・・なんだけど、掲載誌が「9月号」・・・夏の話なのねw・・・実際作品中にも「外はカンカンでり」って台詞も出てきます。・・・内容は・・・ロリ物のはしり?
 「カラス」は未発表らしいけど・・・なかなか「ブラック」で良い話なんだけどなぁ?・・・時代が早かったのか?

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2006/01/12

ゲッターロボ

  • getterrobo書名「ゲッターロボ」全5巻
  • 著者「永井 豪・石川 賢」
  • 出版社「大都社」(STAR COMICS)
  • 連載「週刊少年サンデー 昭和49年15号~50年34号」
       「冒険王 50年10月号~51年4月号」

思い出

 ゲッターロボ・・・「永井豪・石川賢」と併記されているのだが・・・「石川賢のマンガ!!」と言い切って良いのではないかな?・・・それほど石川さんの個性が溢れかえっている作品ですw・・・1巻の表紙からして「ボロボロのゲッター1」ですから。

 TVアニメとして「有名」ですが・・・マンガの方は「同じような設定」なんだけど、やはり、かなり個性的なお話になっております。・・・アブナイ人達がいっぱい登場するし・・・敷島博士サイコーw
 特に、「ゲッターロボがやられ、武蔵が死に(死に様も格好良かった!)・・・新ゲッターが登場するあたりは・・・毎週「ゾクゾク」ものでした。

 少年サンデーでは、「ゲッターロボG」が登場して数話で連載終了・・・数ヶ月後「冒険王」にて「その続き」が連載されたのでした。・・・ということで「ゲッターロボ」として「小学館」から4冊・「ゲッターロボG」として「秋田書店」から3冊のコミックスが出版されていましたが・・・この「大都社」版でまとめられて再販・・・出版当時(60年)は、すでに前者が入手困難だったため、大変ありがたかった。

 その後・・・平成3年にTVアニメ「ゲッターロボ號」の開始に伴い・・・石川さんのマンガ連載が再開・・・そしてそれが「とんでもない」ゲッターロボ・サーガへと展開するのです。

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2006/01/10

花岡ちゃんの夏休み

  • hanaokachan書名「花岡ちゃんの夏休み」清原なつの傑作集1
  • 著者「清原なつの」
  • 出版社「集英社」(りぼんマスコットコミックス)
  • 初版「昭和54年1月10日」

収録作品

  1. 花岡ちゃんの夏休み (りぼん 52年8月号)
  2. 早春物語 ( 〃 53年3月号)
  3. アップルグリーンのカラーインクで ( 〃 52年お正月大増刊)
  4. 青葉若葉のにおう中 ( 〃 52年5月号)
  5. グッド・バイバイ ( 〃 51年10月大増刊)

思い出

 清原なつのさん・・・ちょっと変わった作品を描く作家さんなのですが・・・の、1冊目の作品集・・・まだ、普通の「りぼん作家さん」の「絵」「ストーリー」ですね。

 とはいえ、「花岡ちゃん」シリーズ2作(「~夏休み」「早春物語」)は・・・ヒーロー(?)が「丸ハゲ」だったりして・・・やはり「普通とは違う」登場人物が出ておりますね。
 それに、主人公「花岡ちゃん」が、全編通して「悩んで」おります。

 そんなところが、なんか「生意気盛り」だった、私の心情にぴったりきたのか・・・その後も、この作家さんを追い続けてゆくのでした。

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2006/01/09

新 宇宙戦艦ヤマト

  • great_yamato書名「新 宇宙戦艦ヤマト」全2巻
  • 著者「松本零士」
  • 出版社「小学館」(GOTTAcomics)
  • 初版「平成13年3月5日」①
       「平成13年8月5日」②
  • 連載「月刊コミックGOTTA 12年4月号~13年7月号」

思い出

 これは松本零士さんによる「宇宙戦艦ヤマト」の正式な(?)続編・・・初代ヤマトのイスカンダルへの大航海から1000年・・・西暦3199年に物語は始まります。

 宇宙船「雪風」が地球への帰還途中・・・移動性ブラックホールに襲われ・・・ただひとり古代進のみが生き残ります。・・・そう、主人公は「古代進」・・・第32世の「古代進」なのです。
 1000年前のヤマトの乗組員の子孫は・・・先祖の名前をそのままストレートに受け継いできているのです。「腕時計」と一緒に・・・そして古代が倒れた父親からその時計を受け継いだとき、文字盤に字が浮かび上がるのです。・・・「ヤマトへきたれ」と。
 迎えに来た「羽黒妖」に連れられて、北極の地下のヤマトの所へ・・・そこで古代は「森雪」と出会い・・・第一艦橋で「沖田艦長」と出会い・・・「ターゲットスコープ」を見て、古代はつぶやきます。

「電影クロスゲージオープン・・・」代々我が家の「寝言」で有名な言葉です・・・

 発進したヤマトに旧乗組員の子孫が集まってくるのですが・・・大マゼランからも「スターシァ」もやって来る。・・・彼女、「2代目スターシァ」なのだそうで・・・「サーシャ」ですねw

 敵は・・・「新999」にも出てくる「メタノイド」・・・松本さんのもうひとつの作品(こちらも未完)から「超時空戦艦まほろば」も登場して・・・

 いかにも「松本零士」らしい・・・「謎が謎を呼ぶ」話なのですが・・・全2巻、この調子で「謎」をちりばめたまま未完で終わってしまうw

 その後パチンコメーカー「SAKYO」からパチンコ台「大ヤマト」が出ましたが・・・これはまた「登場人物」等が異なっております。

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2006/01/08

大逃亡(その2)

  • wada33 書名 「大逃亡」
  • 著者 「和田慎二」
  • 出版元 「大都社」(St comics)
  • 初版 「平成5年2月10日」

収録作品

  1. 大逃亡(別マ 49年1月号~2月号)
  2. バラ屋敷の謎( 〃 47年12月号)
  3. オレンジは血の匂い( 〃 49年12月号)
  4. 快盗アマリリス( 〃 48年11月号)
  5. メイキング オブ 「大逃亡」(あとがき)

思い出

 前回紹介した「銀色の髪の亜里沙」のHC出版と前後して・・・大都社から「マーガレットコミックス」時代の作品が、相次いで出版されます。・・・たぶん「出版権」が切れただの何だのと、大人の事情があるのでしょうが・・・読者としてはありがたい限り・・・特に「あとがき」で、その作品のメイキング(裏事情)が描いてあるのがw

 収録作品は、「サキ」の原型の表題作「大逃亡」を含む、別マ時代初期の4作品・・・作者曰く・・・「思いいれしたキャラで結集したアンソロジー」なのだとか。

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2006/01/07

ななこSOS

  • azuma34書名「ななこSOS」全5巻
  • 著者「吾妻ひでお」
  • 出版社「光文社」(ジャストコミックス)
  • 連載「ポップコーン 55年創刊号~56年2月号」「ジャストコミック 56年創刊号~60年6月号」

思い出

 「気の弱い超能力少女」のななこが、「悪の科学者」や「異星人」達と戦うという・・・でも決して「冒険活劇」にはならないお話
 原案は55年に書かれた「パラレル狂室」の中の1編「すーぱーがーる」

 ただ「アイデア」的にも「ビジュアル」的にも「アニメ向き」の「メジャーに昇格」出来る作品だったと思うのだけれど・・・実際「アニメ」にもなりましたが・・・そんなに「大ブレイク」はしなかったなw

 最終5巻の最終話(act.57)は、確か連載終了後、単行本発売の時の描き下ろし・・・すでに「アルコール依存症」「ノイローゼ」等「失踪日記」に繫がるキーワードが現れております。

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2006/01/06

天使じゃないもん

  • tenshijanai書名「天使じゃないもん」全2巻
  • 著者「丹沢 恵」
  • 出版社「竹書房」(BAMBOO COMICS)
  • 連載「月刊まんがライフオリジナル 平成13年5月号~17年6月号」

思い出

 金髪・ピアス・ダイナマイトボディの看護師「杏樹」と男らしい小児科の女医「司先生」の「医者物4コマ」・・・でも、あんまり「医療」は関係ない話が多いかな?

 丹沢さんのお話は、登場人物に個性があるのでどんな舞台になっても、話がうまく進むのですが・・・この主人公「杏樹」は特にパワフルなのでなかなか調子よく連載が進んでいると思ったのですが・・・なんか唐突に終了してしまって・・・ちょっと残念。

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2006/01/05

ドラゴンクエスト ダイの大冒険

  • dragonquest書名「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」全22巻
  • 著者「稲田浩司」(原案 三条陸)
  • 出版社「集英社」(集英社文庫コミックス版)
  • 連載「週刊少年ジャンプ 平成元年25号~8年52号」

思い出

 少年ジャンプ黄金時代に7年にわたって連載された・・・あまりにも有名な「TVゲーム」を題材としたマンガ・・・何だけど、ゲームとの関連性は「登場するモンスター」が同じであるということぐらい。・・・はじめはそれこそ「ゲームの外伝」的な読み切り作品だったのですが・・・それが評判が良く連載に・・・後は全くのオリジナル作品になっております。

 このお話・・・脇役がよいですね・・・特に「ポップ」・・・彼無くしては、この話これほど感動的にはならなかったでしょう。

 ただねぇ・・・やはり「強さのインフレ」を起こしてしまい・・・敵がどんどん強力になっていって・・・この「ラスト」は仕方のないところでしょうか?

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2006/01/04

炎の筆魂

  • fudedama書名「炎の筆魂 島本和彦傑作選」 1~3(2006,01,04現在)
  • 著者「島本和彦」
  • 出版社「朝日ソノラマ」ASAHI SONORAMA COMICS)
  • 初版「平成9年10月20日」
       「平成10年10月1日」弐之拳
       「平成17年6月30日」参之拳

収録作品

  1. 根性戦隊ガッツマン (少年エース 9年5月号)
  2. ちょっとだけUターン (少年キャプテン 元年5/18号)
  3. アカデミー (ヤングマガジンダッシュ 5年1号)
  4. 燃えよペン 第2部 (ヤングクラブ 3年8月号)
  5. あしたのガンダム (サイバーコミック 63年1号)
  6. 一巻あとがきマンガ
  7. 私立ジャスティス学園 予告編 (ゲーメスト 10年2/15号増刊)
  8. 私立ジャスティス学園 外伝 (ゲーメストムック 10年vol.123)
  9. 天下統虫物語 (コミックムウ 6年創刊準備号)
  10. ザ・勝負!! (ヤングアニマル 7年6~8号)
  11. ブライダルソルジャー (ミスターマガジン 5年ハッピー増刊)
  12. せがた三四郎 (ヤングアニマル 10年9号)
  13. 無謀キャプテン 第0話 (少年キャプテン 4年7月号)
  14. 弐之拳(二巻)あとがきマンガ
  15. 一番星のジャッカル (少年サンデー増刊 62年1~3月号)
  16. 炎のラウンド (ビックコミックスピリッツ増刊 62年10/29号)
  17. 島ちゃんのお涙劇場 (少年サンデー増刊 62年12月号)
  18. ファイナルワン (少年サンデー 元年5号)
  19. 逆襲棋士瞳 (ビックコミックスピリッツ増刊 63年1/20号)
  20. マグマ大使 (COMIC CUE 11年VOKUME SIX)
  21. 島ちゃんの4コマ劇場 (少年サンデー 63年44号)
  22. 参之拳(三巻)あとがきマンガ

思い出

 島本さんの、主に読み切りマンガ傑作選・・・バラエティーに富んだ作品群です。

 昨年6月に三巻(参之拳)が出版されて、今のところ3冊なのですが・・・まだまだ未収録があると思うので、これからも是非続けて出版を希望。

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2006/01/03

地球防衛少女イコちゃん

  • ikochan書名「地球防衛少女イコちゃん」全2巻
  • 著者「あさりよしとお」(原作 河崎実)
  • 出版社「白泉社」(JETS COMICS)
  • 初版「平成11年12月25日」①②とも
  • 連載「月刊コミックコンプ 63年5月号~3年5月号

思い出

 この作品は・・・「Vシネマ」(だったか?)の同名特撮作品の「コミカライズ」・・・が、映像作品の方は62・63年に第1作・第2作と作られ・・・平成2年に第3作目が発表されております。・・・が、なぜか3作品とも「主人公」のイコちゃんが違いますw

 正義の超人「ミラクルマン」から、「スーパーパワーを発揮できる」お願いインカムを(なぜか)譲り受けた、「地球防衛軍でアルバイトをする少女」イコちゃんのお話。

 原作者の「巻末解説」の書いてありますが・・・あくまでも「映像あって」のこの漫画なのだけれども・・・ビデオを知らなくても充分楽しめる作品。

 連載当時(だったか?)に一度単行本が発売されたのだが・・・この本の1巻分のみ。・・・ということで、2巻はこれが初の単行本化です。

 普段は表紙の写真「1巻」のみなのだけれど・・・2冊で続き絵になっていたので、普段より大きく載せております。

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2006/01/02

宇宙家族カールビンソン SC完全版

  • utyuukazoku書名「宇宙家族カールビンソン SC完全版」全11巻
  • 著者「あさりよしとお」
  • 出版社「講談社」(アフタヌーンKC)
  • 連載 月刊少年キャプテン 昭和60年~平成8年

思い出

 宇宙船の衝突事故で・・・ただひとり生き残った「少女」のために「旅芸人(?)一座」の面々が「地球人の家族」を演じる・・・というお話
 少女の母星「地球」の情報は・・・事故を起こした宇宙船のメモリに残っていた物だけ・・・この曖昧な情報の下・・・救助を待ちながら、彼女のために「地球の生活習慣」を演じ続けるのです。

 という「基本設定」はあるのですが・・・話の内容はそんなに深刻でもなく・・・個性的な登場人物の巻き起こす「ギャグ」漫画です・・・でも、そんな中に時々挿入される「シリアスな話」は・・・ちょっとドキッとさせられます。

 「特撮評論」のような話も多く・・・特に「東宝特撮」についての「歯に衣着せぬ」話はw・・・それと、時々「笑いのツボ」に嵌ってしまう話もあって・・・立ち読み時に「苦労」したことも・・・特に「キャンプ料理」の歌の話は・・・今読んでも笑ってしまう。

 月刊少年キャプテンに連載されていたこの作品・・・キャプテンの休刊により実は「未完」・・・月刊アフタヌーンで「再開」されたため、講談社より「SC(少年キャプテン)完全版」として再販されました。・・・が、肝心の「本誌連載」が突然の「休載」・・・現在作者は別の話を連載しておりますが・・・復活を強く希望。

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2006/01/01

銀色の髪の亜里沙(その2)

  • wada32書名  「銀色の髪の亜里沙」
  • 著者 「和田慎二」
  • 出版社「白泉社」(花とゆめコミックス)
  • 初版「平成5年3月25日」

収録作品

  1. 銀色の髪の亜里沙(別マ 48年4・5月号)
  2. お嬢さん社長奮戦中!!(デラマ 47年春号)
  3. 冬の祭(デラマ 46年冬号)

思い出

 あけましておめでとうございます。今年もマイペースでやって行きたいと思っております。・・・が、「紹介しながら、本を整理して行くはずじゃなかったの!」とのおくさんの苦情が・・・すいません。そちらも長い目で見てください。

 さて、今年1回目の紹介は・・・花とゆめCOMICS版「銀色の髪の亜里沙」・・・このブログの第1回目の紹介と奇しくも同じ。

 約20年の歳月を経て、当時ホームグラウンドだった「白泉社」からの再販です。・・・これを書くにあたって、また再読してしまったのですが・・・この話、古さを感じさせません。

 残念ながら、収録作品が1本(デビュー作の「パパ」)減ってしまっています。

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