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2006/03/16

真珠とり

  • natsuno04書名「真珠とり」
  • 著者「清原なつの」
  • 出版社「集英社」(りぼんマスコットコミックス)
  • 初版「昭和57年6月20日」

収録作品

  1. 真珠とり 
    PATTERN・1 小夜子(りぼんオリジナル 56年春の号)
    PATTERN・2 華子さーん ( 〃 56年夏の号)
    PATTERN・3 まりあ ( 〃 56年秋の号)
  2. 私の保健室へおいで・・・ (りぼん 56年11月号)
  3. 胸騒ぎの草むら ( 〃 54年7月号)

思い出

 真珠とり三部作・・・清原さんの「本格SF」・・・それまでも「萩尾さん」とかの作品とかはあったけれど・・・当時は「少女マンガでSF」ってのはなかなか「茨の道」w・・・本誌ではなく「オリジナル」だから出来た連載かも?
 でもやっぱり・・・当時はまだ「SF用語」は一般的ではなく・・・本編中に「コールドスリープ」とか「ウラシマ効果」とかの簡単な解説付き

 「小夜子」「まりあ」の2本は・・・なんか物悲しい「SF」・・・女性の不安な気持ちが伝わってきます。
 「華子さーん」は、コメディぽいのですが・・・火星植民地独立という、割と古典的なお話。

 「私の保健室・・・」は、その後も書き続ける「おんなのこ」シリーズのはしりですかね?・・・当時の少女マンガの(特にりぼんのような)「夢見る女の子」の雑誌に、わりとなまなましい「女性」のお話は・・・SF描くより困難だったのでは?

 「胸騒ぎの・・・」は、「くしゃみ植物」として嫌われている「セイタカアワダチソウ」のお話・・・なんだけど、花の名誉のために一言・・・「セイタカアワダチソウ」は「くしゃみ」や「喘息」とは無関係です・・・あんな姿の花ですが「花粉は飛ばさない」のです。

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コメント

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Apron 2 Apron Sister |

投稿: Marrie | 2015/05/11 14:40

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