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2006/03/01

飛鳥昔語り

  • natsuno02書名「飛鳥昔語り」清原なつの傑作集2
  • 著者「清原なつの」
  • 出版社「集英社」(りぼんマスコットコミックス)
  • 初版「昭和55年7月20日」

収録作品

  1. 飛鳥昔語り (りぼん 53年7月号)
  2. チゴイネルワイゼン (未発表 新人漫画賞佳作)
  3. ぼくの中のアリスへ (りぼんデラックス 53年冬の号)
  4. 村木くんの猫ぶるーす (りぼん増刊号 53年10月)
  5. 桜の森の満開の下 (りぼん 54年4月号)

思い出

 飛鳥昔語り・・・大化の改新の時代の実在人物「有間皇子」のお話・・・中大兄皇子に疎まれ、狂人のフリをして、謀反の意志がないことを示していたのですが・・・というお話。
 清原さんらしく・・・主人公の「心の葛藤」が伝わってきて、どんな歴史小説よりも解りやすい・・・と思って読んでいると、いきなりSFになってしまうお話です。

 同時収録の作品も・・・登場人物の気持ちがストレートに伝わってくるお話が多く、加えて独特のユーモアあふれる作品。

 チゴイネルワイゼンは、りぼん新人漫画賞佳作入選作だとか・・・雑誌には掲載されませんでしたが、単行本に収録。
 内容は・・・「まんがを描くのは好きだけれど・・・好きなことだけを描いていたいのだけれど・・・プロになるからには自分を曲げて、読者にサービスをしなくてはいけないのだろうか?」・・・という、なかなか奥深いお話。

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コメント

nice photo . very informative information provided in blog . thanks for sharing this.
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投稿: Marrie | 2015/05/11 14:44

先日本屋に行ったら、ハヤカワ文庫で「飛鳥昔語り」と「花岡ちゃんの夏休み」が出ているのを知り、えらいショックです。いつの間に出たのだ?
話は、コミックス再録時のままです。あとがき漫画を読むために買ったのですが、「キ印の皇子」の件は、このあとがきが答えのようです。他の収録作品も、一応他の本に入ってるのばかりですが、りぼんマスコットコミックス収録の際のカラーページの書き直しが、元原稿使ってるのが良いです。(昔から疑問だったのだが、カラーページをモノクロにする技術がなかったのだろうか?)
ネットで検索をかけたら本の雑誌社から「忘れ物BOX」というのも出てて、作画グループ時代の作品も載ってるとか。ネットで本の注文ができるようになったから、田舎と都会の差は縮まったとは言うものの、店頭で見てないとやはり本が出るのがわからないので悔しいです。
思い入れのある清原さんですが、もりかみさんと違い私は、田渕先生の時と同様の理由で「真珠とり」以降は、ちょっと読めなくて、つん読状態。

投稿: みち | 2006/05/12 00:05

みちさん。 こんにちは。 コメントありがとうございます。
ご指摘の件・・・「あぁ、やっぱり」・・・いぇ、単行本にまとまった時に「あれ?、ここまでストレートな話だったっけ?」と違和感を覚え・・・雑誌確認したくとも「姉の所有物」だった「りぼん」は簡単に持ち出すことも出来ずそのままになっておりました。
自分の記憶・思い入れだけで書いておりますので、またいろいろご指摘下さい。

投稿: もりかみ | 2006/03/05 09:59

「飛鳥昔語り」は、コミックス掲載時加筆修正され、雑誌掲載時と相違があります。
具体的には、47・48頁の2頁、教授と沙羅がタイムトラベラーであったことの具体的な記述が、コミックス掲載時に追加されています。
当初、清原なつのは、SFを描くことを編集部から禁じられていたらしく、この翌年、「真珠とり」を連載するに当たって、SFが描けて嬉しいといったコメントを漫画の隅に書いていたように記憶しているので、これも、コミックス化の際SFにしてしまいたかったのかなと思うのだけど。
雑誌掲載時では、終盤で花岡ちゃん似の学生が感じる微かな疑念を読者が共有していい感じで終わることができたのに、この2頁の追加ですごく説明調になってしまって、(いきなりSFになってしまうのです。)蛇足だったなあ悔やまれるのです。
あと、沙羅が「気ふれの皇子」と言っている台詞も、当初は、「キ印の皇子」(キは○で囲む。)だったはずで、口語だと、前者の言い方は馴染まないので、これは、規制がかかったのかもしれないけれど、当初の台詞の方がよかったなと思うのでした。
もし、復刊・再録の話があれば、雑誌掲載時の形に戻せたらと思うのです。

投稿: みち | 2006/03/05 01:57

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