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2006/09/06

光の回廊

  • Natuno09 書名「光の回廊」
  • 著者「清原なつの」
  • 出版社「集英社」(BOUQUET COMICS)
  • 初版「平成元年2月20日」

収録作品

  1. 光の回廊 (ぶ~け 62年9,10月号)
  2. バタフライ (ぶ~けデラックス 63年10月10日号)

思い出

 清原さんの「歴史ロマン」もの・・・今回の主人公は「藤原不比等の娘・・・安宿媛(後の光明子)」・・・陰謀渦巻く奈良時代。

 前半は・・・歴史の教科書のようなお話が続きますが・・・中盤「亡国の王子・・・カイ」の登場により・・・話は一気に「悲恋もの」に移ってゆきます。

 そして「カイ」は・・・「拝火教を布教した」ということで処刑され・・・

 時は流れ・・・奈良の大仏建立の時・・・カイの遺児「実忠(ジュド・チフル)」が登場し・・・

と・・・なかなか「大河ロマン」な物語・・・歴史に弱いので・・・どこまでが史実なのかハッキリ解らないのですが・・・実忠という僧侶は本当にいたようで・・・

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2006/09/03

Lady Midnight

  • Wada55書名「Lady Midnight」
  • 著者「和田慎二」
  • 出版社「秋田書店」(ボニータCOMICS)
  • 初版「平成13年7月30日」

収録作品

  1. Lady Midnight (ミステリーボニータ 13年?月号)
  2. 魔巣の城 前編 ( 〃 )
  3. 魔巣の城 後編 ( 〃 )
  4. メイキングオブ「Lady Midnight」 (描き下ろし)

思い出

 「昼間は看護婦」「夜は逃がし屋」の二つの顔を持つ謎の女性「仁科裕紀」が主人公の「バイオレンスアクション」・・・久しぶりの「正当派 和田慎二」作品です。

 連載は「ミステリーボニータ」・・・実は全くのノーマークで・・・連載がされたことも知らなかった・・・コミックス発売予定で「和田慎二」の名前を見て・・・驚き、喜んだ作品。

 「優秀な看護婦」なんだけど・・・ある事件がきっかけで「夜眠れない」ため・・・真夜中は「Lady Midnight」として「逃がし屋」をしている主人公・・・逃がし屋ですから、当然「非合法組織」と対立することとなるのですが・・・正体がばれないための変装は・・・左頬に「赤い星形シール」を張るだけw・・・

 2・3話で登場した「木場刑事」と・・・「刑事」と「逃がし屋」の垣根を越えてハッピーエンドとなり・・・物語が終了

 ・・・のはずだったようなのですが・・・和田さんお得意の「ウラ設定」のおかげで・・・翌年「Lady Midnight 2」として復活するのです。

 そういえば・・・現在ボニータ連載中の和田さんの新作「傀儡師リン」単行本1巻は、今月発売。

 

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2006/09/01

毒師プワゾン

  • Dokushi書名「毒師プワゾン」
  • 著者「魔夜峰央」
  • 出版社「白泉社」(花とゆめCOMICS)
  • 初版「平成2年12月25日」

収録作品

  1. 毒師プワゾン vol.1~7 (花とゆめ 2年11号~17号)
  2. てれてんぽ (花ゆめEPO 62年9月号)

思い出

 あまりにも有名な「パタリロ」の作者・・・魔夜峰央さんの「花ゆめ」時代の・・・少々マイナー?な作品。

 謎の組織「毒師ギルド」・・・毒を使って、暗殺などを請け負っている組織のようですが・・・いきなり主人公(プワゾン)がギルドから「後3日の命」となって放り出されるところから物語は始まります。
 当然の如く「主人公」は「優秀な毒師」・・・無事命を取り留め・・・師匠を捜して旅をし・・・「ゴブリン」や」「人面祖」と戦い・・・「ギルドの追っ手」と戦い・・・師匠と共にギルドを壊滅させる・・・と言うお話。
 毒師は「毒を扱う」ため・・・たいていの「毒」にたいしては耐性を持っている・・・その毒死を倒すための十尾した「猛毒」は・・・「化学調味料」w

 少女マンガでしたから、「全7話」・・・単行本1冊分で納まってしまっておりますが・・・少年ジャ●プとかだったら・・・数年は続けられる内容ですね。

 さて・・・魔夜さんといえば「パタリロ」なんだけど・・・私も、数年前までは全巻(当時発売されていた分ね)持ってたんだけど・・・いつの間にやら自然消滅・・・初期の作品など好きな話も多かったから・・・手元に残しておけば良かったかな。

 そういえば・・・私の知っている「ご夫妻」(二人とも教員)は・・・結婚したときの荷物に、お互い「パタリロ」を持ってきていたという逸話があります。

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