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2007/01/31

べたーふれんず

  • Better_friends 書名 「べたーふれんず」
  • 著者 「辻灯子」
  • 出版元 「芳文社」(MANGA TIME COMICS)
  • 初版 「平成17年2月18日」

収録作品

  • べたーふれんず (まんがタイムナチュラル 11年6月号~15年10月号)
  • ただいま勤務中 (まんがタイムオプショナル 11年4月号)

想い出

 辻灯子さんの、デビュー直後の「連載作品」・・・最初と最後のページでは、「絵」の感じが・・・

 内容は、4コマの基本「OLもの」。・・・でも、なんかいきなり話が始まっていて、登場人物の人間関係が、イマイチ掴みきれない。・・・この人の作品、他にもそんなところがあったような気がするけど・・・まぁ、4コマ漫画で「作品内で登場人物紹介」のような事はまず出来ませんし、無理もないところ。

 紅美と静香の2人が主人公なんだけど・・・どちらかというと「ボケ役」の紅美がメインの話の方が多いかな?

 次の連載の関係か?・・・かなり唐突に話が終わっておりますが・・・2年後に「Moreべたーふれんず」として復活したのは有名な話(とはいえ、こちらも単行本1巻分で終了)

 おまけの「ただいま勤務中」は、同名の連載作品の「第0話」

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2007/01/28

忍者飛翔 桜の章・風の章

  • Wada601 書名「忍者飛翔 桜の章・風の章」
  • 著者「和田慎二」
  • 出版社「メディアファクトリー」(MFコミックス)
  • 初版 桜「平成14年7月31日」
        風「平成14年8月31日」

収録作品

    1. 忍者飛翔 (花とゆめ 55年12~14号)
    2. なかがき (描き下ろし)
    3. Wada602地蟲 (月刊コミコミ 60年12月号)
    4. 木霊 (デュオ 58年5月号)
    5. あとがき (描き下ろし)
    6. 生き人形 (別冊花とゆめ 6年1月号・2月号)
    7. 鏡姫 ( 〃 6年8月号・9月号)
    8. 紫 ( 〃 3年12月号)
    9. あとがき (描き下ろし)

想い出

 前回紹介した「3巻(雪の章)」発売後から・・・連続して刊行された「リニューアル版 1・2巻」(桜の章・風の章)です。

 いちおう「カラーページをそのまま再現」した『完全版』なのですが・・・まぁ短期の連載&読み切り形式でしたので、「扉ページ」ぐらいしかカラーはないんですがねw

 さて、その後雑誌(コミックフラッパー)で連載が始まるのですが・・・「1巻2巻3巻」ではなく「桜・風・雪」と名付けらたコミックス・・・連載が単行本にまとまったときになんて名前になるのか楽しみにしているのですが・・・まだ出てくれない・・・
 休載中とはいえ・・・1冊分ぐらいは連載されていたと。思うのですが

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2007/01/27

アズマニア 2

  • Azuma59 書名「アズマニア 2」
  • 著者「吾妻ひでお」
  • 出版社「早川書房」(ハヤカワ文庫 JA COMICS)
  • 初版「平成8年5月15日」

収録作品

  1. 不条理日記 立志編(別冊奇想天外 53年12月号)
  2. 不条理日記 しっぷーどとー篇~転生篇(劇画アリス 54年17号~21号)
  3. 不条理日記 SF大会篇(奇想天外 54年11月号)
  4. ダーティしでおの大冒険 ( 〃 55年10月)
  5. マッド・ファンタスチックマンSF大会の巻 (マンガ奇想天外 56年№8)
  6. 冷たい汗 (SF大会本 58年4月)
  7. とつぜんDr. (ビックコミックスピリッツ 55年11月~56年12月)
  8. トラウマがゆく!(まんがドンキイ 53年12月~54年1月)
  9. 宇宙のセールスマン (漫画アクション増刊 57年6/5号)
  10. 大冒険児Part0 (コミックス「大冒険児」 60年1月)
  11. 大冒険児Part1/2 (漫画アクション増刊スーパーフィクション7 56年7月)

想い出

 ハヤカワ文庫の「漫画版」・・・現在は「ハヤカワコミック文庫」って名前なのですが・・・この時はまだ「ハヤカワ JA(日本人作家)」の文庫版ということで出版された「2冊目」の本

 内容は、吾妻ひでお入門編の「不条理日記」から、「不気味」「トラウマ」の吾妻キャラでも格別に病的な2人の主演作等、盛りだくさん。

 短編の多い吾妻さん。連載でも「4ページ連載」とかが多く・・・このように本にまとまると、どうしても収録作品集が多くなってしまうw

 少年チャンピオンに連載された作品は、再コミックス化されないんでしょうか?(作者にしてみれば・・・連載経緯とか、連載中のいろいろなことで、納得いってない作品みたいなんですけども・・・)

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2007/01/23

ヤマトタケルの冒険

  • Out_comics_08書名「ヤマトタケルの冒険」
  • 著者「ゆうきまさみ」
  • 出版社「みのり書房」(out comics)
  • 初版「昭和59年6月5日」

想い出

 昭和58年の「OUT1月増刊アニパロコミックス2」「月刊OUT2月号~8月号」「OUT12月増刊アニパロコミックス4」に掲載されたこの作品・・・ゆうきまさみさんの「歴史」ものとでも言いましょうか?・・・古事記で有名な「ヤマトタケル」の物語。
 とはいっても、その「古事記」の話も良く解らないんですけどね・・・古事記以外でも、古くは「豊田 有恒」さんの「○○の国のヤマトタケル」等ある意味有名な話のハズなのだが・・・

 残念なことに・・・物語としては「省略」のしすぎ・・・「クマソタケル」編まではまとまっているのですが、その後の「東方征伐」編がなぁ・・・唐突すぎるんだもの。

 ゆうきまさみさん。少年サンデーデビュー前の貴重な作品。

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2007/01/22

Queen エメラルダス

  • Emeraldus書名「Queen エメラルダス」全4巻
  • 著者「松本零士」
  • 出版社「講談社」(KC MAGAZINE)
  • 初版①「昭和53年12月10日」
       ②「昭和53年12月25日」
       ③「昭和54年1月25日」
       ④「昭和54年2月25日」

想い出

 詳しい資料を持っていないため、連載期間はうろおぼえなので書いてないけど・・・確か53年の前半に「少年マガジン」に連載されていたとおもう。

 宇宙を旅する「謎の女海賊」エメラルダス・・・宇宙に飛び出した「若者」海野広・・・この2人の話を中心に、物語は動いてゆく・・・のかと思ったら、急に「エメラルダスの過去の話」に戻ったり・・・海野広がなにか「秘密」を持った少年だったり・・・

 この作品の中で「エメラルダス」と「トチロー」「ハーロック」の関係が、明確にされるという、 ハーロック・999と共に、松本零時世界の中で重要な位置を占める作品。
でも・・・残念ながら、この作品も「未完」

 4巻には「番外編」2作品収録・・・そのうちの1本は「プリンセス」に掲載された「飛行船に乗った海賊」のお話。

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2007/01/14

忍者飛翔 雪の章

  • Wada59書名「忍者飛翔 雪の章」
  • 著者「和田慎二」
  • 出版社「メディアファクトリー」(MFコミックス)
  • 初版「平成14年6月30日」

収録作品

  1. 雀蜂 (コミックフラッパー 14年3月号・4月号)
  2. 影水晶 (別冊花とゆめ 11年6月号)
  3. 幽霊兵団 ( 〃 12年4月号・5月号)
  4. あとがき (描き下ろし)

想い出

 「雪の章」となってはおりますが・・・表紙をめくった扉絵には、しっかりと「忍者飛翔 3」の文字が!
  「忍者飛翔 2」発刊から・・・7年ぶり(当時)の「第3巻」です。
(その後、同様の体裁で『リニューアル版』1巻・2巻が発行されます。)

 内容は・・・「花とゆめ」時代の『影水晶』『幽霊兵団』と、「コミックフラッパー」掲載の『雀蜂』
この『雀蜂』の設定を引き継いで、コミックフラッパーで連載が始まるのですが・・・現在、長期休載中・・・復活を望む!!

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2007/01/13

アズマニア 1

  • Azuma58 書名「アズマニア 1」
  • 著者「吾妻ひでお」
  • 出版社「早川書房」(ハヤカワ文庫 JA COMICS)
  • 初版「平成8年3月15日」

収録作品

  1. ぶつぶつ冒険記 第1話~第7話 (少年少女SFマンガ競作大全集 56年Part9~57年Part15)
  2. マッドくん (リュウ 58年vol.21.23~26)
  3. あめいじんぐマリー (単行本『あめいじんぐマリー』 60年4月)

想い出

 平成11年、ハヤカワ文庫から出た「アズマニア1~3」のうちの1冊・・・いや、3冊同時紹介だと「収録作品数」が多くて、入力に時間かかりそうだったからw・・・分冊で紹介

 とはいえ・・・ハヤカワの本なのに 星雲賞受賞作「不条理日記」が入っていない(アズマニア2に収録)・・・SFマガジンに連載された「メチル・メタフィジーク」もなし(コチラは、平成17年発行 ネオアズマニア 1 に収録)・・・まぁ、その2作品は過去になんかか単行本が出ていましたから。

 ということで・・・収録作品は過去に1度だけコミックスが発売されている作品から・・・平成からの吾妻ファンは「目にしたことの無かった」作品なのかも。

 「マッドくん」の初出誌が・・・以前調べたデータと違うのが気になる・・・今度しっかり確認しなくちゃ。

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2007/01/12

流れ星のジャッカル

  • Nagareboshi 書名「流れ星のジャッカル」
  • 著者「島本和彦」
  • 出版社「メディアワークス」(Dengeki Comics)
  • 連載「月刊電撃コミックガオ! 平成7年7月号~12月号」
  • 初版「平成8年5月25日」

想い出

 ふられたばかりの弱っている女の子に声をかけ・・・まわりから「ジャッカル」と呼ばれている主人公・・・そんな彼が、唐突に「宇宙人の美女」を助け・・・彼女を守るために戦っていくというお話・・・あれ?何処かで以前読んだことがあるぞ?

 そうです。このお話・・・作者(島本さん)が以前「増刊サンデー」に連載した「一番星のジャッカル」のリメイクなのです。

 主人公の「妙な空回り」感が、何とも言えない作品w・・・でも、これも打ち切りだったのかな?・・・最終場面は「草原に腕を組んで立ちはだかる」シーンで終わってます。

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2007/01/10

ぱろでぃわぁるど

  • Out_comics_05書名「ぱろでぃわぁるど」
  • 著者「ゆうきまさみ」
  • 出版社「みのり書房」(out comics)
  • 初版「昭和60年10月5日」

収録作品

  1. 時をかける学園 (月刊アウト 58年10月号~59年10月号)
  2. 墜ちたる天使 ( 〃 55年7月号)
  3. 墜ちたる天使 回転編 ( 〃 55年8月号)
  4. イデ(理念)は燃えているか ( 〃 55年9月号)
  5. イデは燃えてますよ! ( 〃 57年2月号別冊付録)
  6. 受は人類を救っちゃう!! ( 〃 55年10月号)
  7. 「ファンダム」大地に墜つ!! ( 〃 55年11月号)
  8. ど貴族物語 ( 〃 55年12月号~56年3月号)
  9. 末路 ( 〃 56年4月号)
  10. 某誌編集部の一生 ( 〃 57年6月号)
  11. ときどきの雑記帳 ( 〃 57年8月号)
  12. 恐怖の疾走 ( 〃 57年9月号)
  13. 頭上の脅威 ( 〃 57年11月号~58年1月号)
  14. イデオンマイナーノート (月刊アウト増刊 アニパロコミックス 57年7月)
  15. マイナーノート補足 (月刊アウト 57年10月号
  16. ざ・ライバル ( 〃 55年4月号)
  17. のけぞれ!青春 (月刊アウト増刊 アニパロコミックス 57年7月)
  18. ぼくのプロフィール ( 〃 )

想い出

 月刊アウトが・・・一番「月刊アウト」らしかった時代を象徴する漫画家・・・ゆうきまさみさんの「作品集」・・・たぶん、リアルタイムで読んだ者にしか解らない「何か熱いもの」がこみ上げてくる一冊w

 だって・・・「時かけ」や「イデオン」の(当時の)あの盛り上がりは・・・なんと言って良いのやら・・・説明できませんからねぇ

 「ざ・ライバル」は・・・「伝説の」デビュー作品・・・この本に収録されているのは「完全版」w

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2007/01/07

ピグマリオ (完全版)

  • Wada58 書名「ピグマリオ 完全版」全12巻
  • 著者「和田慎二」
  • 出版社「メディアファクトリー」(MFコミックス)
  • 初版①「平成13年7月1日」~
       ⑫「平成14年5月31日」

想い出

 花とゆめコミックス(全27巻)のピグマリオ・・・完全版として「扉絵」「カラーページ」「2色ページ」を『極力再現』した全12巻のコミックス・・・でも『極力再現』じゃ『完全版』ではないのではw

 各巻に「なかがき」「あとがき」の描き下ろし付き。

 長い物語なので・・・作品の説明は、前回書いた記事を参照してくださいw

 作者曰く・・・「ピグマリオはこれが最終出版」になるのだとか・・・今後、「どんな版型でも出版はありえません」と言い切っておりますので・・・今のうちに是非購入しておいてください。

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2007/01/06

オリンポスのポロン(その2)

  • Azuma57 書名「オリンポスのポロン」全2巻
  • 著者「吾妻ひでお」
  • 出版社「早川書房」(ハヤカワコミックス文庫)
  • 初版「平成17年2月25日」①②巻共

収録作品

  1. オリンポスのポロン (プリンセス 52年10月号~54年3月号)
  2. おちゃめ神物語 コロコロポロン (100てんコミック 57年5月号~58年2月号)
  3. ギリシャ神話の神々 (描き下ろし)
  4. ポロンおまけマンガ ( 〃 )
  5. あとがき ( 〃 )

想い出

 アニメ化もされた・・・アズマ作品の中では「メジャー」に分類される作品。
以前出ていた「オリンポスのポロン」2冊「コロコロポロン」1冊を、2冊の文庫にまとめて収録・・・描き下ろしも付いて、少々お得な本w

 この本の出版後・・・『失踪日記』で大ブレイク(?)する吾妻さんですが・・・それ以前も以後も・・・過去の作品が出版されるペースは・・・あまり変わっておりませんw
 「吾妻ひでお」作品を必要としている人の数は・・・そんなに少なくはないと思うのですが・・・

 マニアックな作品だけでなく、このような「少女マンガ」や「少年誌連載」のものも、また出版して欲しいものです。

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2007/01/04

少年同盟

  • Shonen_domei 書名「少年同盟」全2巻
  • 著者「石ノ森章太郎」
  • 出版社「双葉社」(双葉文庫 名作シリーズ)
  • 連載「昭和42年4/15~43年3/31」(朝日小学生新聞)
  • 初版「平成12年10月25日」(2冊とも)

想い出

 悪と戦うために組織された少年(少女)達の集団「少年同盟」・・・「あらゆる悪のほとんどは大人達が作り出したもの・・・その悪と戦えるのは我々少年たちしかいないのです」と言い切ってしまうところがw

 でも、この少年同盟は、ホント謎の集団ですね・・・同士の中には「高性能アンドロイド」もいるし・・・でも、そういうところがとっても魅力的なのです。

 さて・・・主人公「風田三郎」が、アンドロイドの「イライザ」とコンビを組み、悪人や怪ロボットなどと戦うのですが・・・主人公視点から見て「この少年同盟は・・・本当に正しいことをしているのだろうか?」等の疑問点が提示されておりまして・・・そう、この組織・・・「悪人を改心させるため」と称して「洗脳まがい」のことをやってしまうのですよ。

 なかなか「奥深いテーマ」を含んだストーリー展開だったのですが・・・ラストが少々強引なのが残念ですね。
 博士が謎の集団に誘拐される事件から・・・無人島での一大決戦・・・敵組織の首領を倒したら・・・「実はコレ訓練でした」みたいな「反則気味な幕引き」・・・連載打ち切りだったんでしょうかねぇ?

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