2007/02/11

神恭一郎事件簿 1

  • Wada611 書名「神恭一郎事件簿 1 」愛と死の砂時計
  • 著者「和田慎二」
  • 出版社「メディアファクトリー」(MFコミックス)
  • 初版 「平成15年1月31日」

収録作品

  1. 愛と死の砂時計 (別マ 48年8月号)
  2. バラ屋敷の謎 ( 〃 47年12月号)
  3. バラの追跡 ( 〃 50年5月号)
  4. メイキング オブ 神恭一郎事件簿 (描き下ろし)

想い出

 タイトルのとおり・・・「神恭一郎」の登場する作品をまとめた本・・・じゃないのですねこれがw
 神さんの登場する作品は、「愛と死の~」だけ・・・後2作品は神さんとはまったく無関係(とはいえ、3本目は美緒さんの話ではありますが)な、初期作品集になっております。

 その辺の事情については、メイキングで作者も触れておりますが・・・過去の作品が再録されてまとめられ、新しい単行本が出るときに・・・ページの都合等で載っていた短編が取り残されていく事が多いのですよ。・・・特に、シリーズとなっていった「明日香」や「スケバン刑事」のコミックスに載っていたものなど。

 ということで・・・「タイトルに偽りあり」などと怒らないように・・・大人の事情ですのでw
当然・・・その後に「2」「3」と続きます。

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2007/01/28

忍者飛翔 桜の章・風の章

  • Wada601 書名「忍者飛翔 桜の章・風の章」
  • 著者「和田慎二」
  • 出版社「メディアファクトリー」(MFコミックス)
  • 初版 桜「平成14年7月31日」
        風「平成14年8月31日」

収録作品

    1. 忍者飛翔 (花とゆめ 55年12~14号)
    2. なかがき (描き下ろし)
    3. Wada602地蟲 (月刊コミコミ 60年12月号)
    4. 木霊 (デュオ 58年5月号)
    5. あとがき (描き下ろし)
    6. 生き人形 (別冊花とゆめ 6年1月号・2月号)
    7. 鏡姫 ( 〃 6年8月号・9月号)
    8. 紫 ( 〃 3年12月号)
    9. あとがき (描き下ろし)

想い出

 前回紹介した「3巻(雪の章)」発売後から・・・連続して刊行された「リニューアル版 1・2巻」(桜の章・風の章)です。

 いちおう「カラーページをそのまま再現」した『完全版』なのですが・・・まぁ短期の連載&読み切り形式でしたので、「扉ページ」ぐらいしかカラーはないんですがねw

 さて、その後雑誌(コミックフラッパー)で連載が始まるのですが・・・「1巻2巻3巻」ではなく「桜・風・雪」と名付けらたコミックス・・・連載が単行本にまとまったときになんて名前になるのか楽しみにしているのですが・・・まだ出てくれない・・・
 休載中とはいえ・・・1冊分ぐらいは連載されていたと。思うのですが

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2007/01/07

ピグマリオ (完全版)

  • Wada58 書名「ピグマリオ 完全版」全12巻
  • 著者「和田慎二」
  • 出版社「メディアファクトリー」(MFコミックス)
  • 初版①「平成13年7月1日」~
       ⑫「平成14年5月31日」

想い出

 花とゆめコミックス(全27巻)のピグマリオ・・・完全版として「扉絵」「カラーページ」「2色ページ」を『極力再現』した全12巻のコミックス・・・でも『極力再現』じゃ『完全版』ではないのではw

 各巻に「なかがき」「あとがき」の描き下ろし付き。

 長い物語なので・・・作品の説明は、前回書いた記事を参照してくださいw

 作者曰く・・・「ピグマリオはこれが最終出版」になるのだとか・・・今後、「どんな版型でも出版はありえません」と言い切っておりますので・・・今のうちに是非購入しておいてください。

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2006/11/05

Lady Midnight 2

  • Wada56書名「Lady Midnight 2」
  • 著者「和田慎二」
  • 出版社「秋田書店」(ボニータCOMICS)
  • 初版「平成14年9月10日」

収録作品

  1. Lady Midnight 2 act.1~3 (ミステリーボニータ 14年?月号) )
  2. メイキングオブ「Lady Midnight 2」 (描き下ろし)

思い出

 「昼間は看護師」「夜は逃がし屋」の「Lady Midnight」が復活!!・・・作者曰く・・・「本当は前巻で終わっていた」・・・ということで、今回の本は「Lady Midnightの第2巻」ではなく、「Lady Midnight 2」 なのだとか。

 でも・・・今回は「なにか事件があって」の話ではなく、「レディ」と「木場」のお話
「逃がし屋」と「刑事」の恋人コンビ・・・なかなかおもしろい取り合わせなのですが、今巻で、二人の秘密も全て出てしまい・・・レディの「トラウマ」も克服して、めでたしめでたし。
・・・もう少しエピソードがほしいところだったのですが、これで完結。

・・・とはいえ、この前「ボニータ」に「3」が掲載されましたけどね。(ギャグだったけどw)

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2006/09/06

光の回廊

  • Natuno09 書名「光の回廊」
  • 著者「清原なつの」
  • 出版社「集英社」(BOUQUET COMICS)
  • 初版「平成元年2月20日」

収録作品

  1. 光の回廊 (ぶ~け 62年9,10月号)
  2. バタフライ (ぶ~けデラックス 63年10月10日号)

思い出

 清原さんの「歴史ロマン」もの・・・今回の主人公は「藤原不比等の娘・・・安宿媛(後の光明子)」・・・陰謀渦巻く奈良時代。

 前半は・・・歴史の教科書のようなお話が続きますが・・・中盤「亡国の王子・・・カイ」の登場により・・・話は一気に「悲恋もの」に移ってゆきます。

 そして「カイ」は・・・「拝火教を布教した」ということで処刑され・・・

 時は流れ・・・奈良の大仏建立の時・・・カイの遺児「実忠(ジュド・チフル)」が登場し・・・

と・・・なかなか「大河ロマン」な物語・・・歴史に弱いので・・・どこまでが史実なのかハッキリ解らないのですが・・・実忠という僧侶は本当にいたようで・・・

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2006/09/03

Lady Midnight

  • Wada55書名「Lady Midnight」
  • 著者「和田慎二」
  • 出版社「秋田書店」(ボニータCOMICS)
  • 初版「平成13年7月30日」

収録作品

  1. Lady Midnight (ミステリーボニータ 13年?月号)
  2. 魔巣の城 前編 ( 〃 )
  3. 魔巣の城 後編 ( 〃 )
  4. メイキングオブ「Lady Midnight」 (描き下ろし)

思い出

 「昼間は看護婦」「夜は逃がし屋」の二つの顔を持つ謎の女性「仁科裕紀」が主人公の「バイオレンスアクション」・・・久しぶりの「正当派 和田慎二」作品です。

 連載は「ミステリーボニータ」・・・実は全くのノーマークで・・・連載がされたことも知らなかった・・・コミックス発売予定で「和田慎二」の名前を見て・・・驚き、喜んだ作品。

 「優秀な看護婦」なんだけど・・・ある事件がきっかけで「夜眠れない」ため・・・真夜中は「Lady Midnight」として「逃がし屋」をしている主人公・・・逃がし屋ですから、当然「非合法組織」と対立することとなるのですが・・・正体がばれないための変装は・・・左頬に「赤い星形シール」を張るだけw・・・

 2・3話で登場した「木場刑事」と・・・「刑事」と「逃がし屋」の垣根を越えてハッピーエンドとなり・・・物語が終了

 ・・・のはずだったようなのですが・・・和田さんお得意の「ウラ設定」のおかげで・・・翌年「Lady Midnight 2」として復活するのです。

 そういえば・・・現在ボニータ連載中の和田さんの新作「傀儡師リン」単行本1巻は、今月発売。

 

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2006/07/25

龍神沼

  • Ryuujinnnuma書名「龍神沼」
  • 著者「石ノ森章太郎」
  • 出版社「メディアファクトリー」(Shotaro World)
  • 初版「平成11年3月1日」

収録作品

  1. 龍神沼 (少女クラブ 36年夏休み臨時増刊号)
  2. かげろう ( 〃 35年夏休み臨時増刊号)
  3. きのうはもうこない だがあすもまた… ( 〃 36年お正月臨時増刊号)
  4. きりとばらとほしと ( 〃 37年夏休み臨時増刊号)
  5. 龍神沼の少女 (少女 32年お正月増刊号)

思い出

 石ノ森さんの「トキワ荘」時代の短編集・・・さすがに、リアルタイムで読んではいませんw・・・表題作「龍神沼」は・・・「名作である」と言う評判は知っていたのですが・・・この本が出るまで読んだことはなかったのかな?

 表題作「龍神沼」・・・村に伝わる「龍神」伝説・・・それを利用して「金儲け」をたくらむ悪人・・・そのたくらみに気づいてしまった主人公・・・ピンチの時に「本物の龍神」が登場して・・・という話を元に・・・龍神の少女と主人公の交流・・・主人公に恋する少女の心など・・・後の少女漫画家に大きな影響を与えたであろう「当時としてはとても最先端」を行っていた話のようです。(受け売りなのでw)
 ただ・・・自分のマンガ体験から「和田慎二さんの初期作品(冬の祭)」も・・・かなりこれの影響受けてるんじゃないかなぁ・・・と思ったりしました。

 その他の作品も「ファンタジーSF」だったり「ジェニーの肖像」だったり「吸血鬼三部作」だったり・・・45年も前の作品とは思えないですね。

 「龍神沼の少女」は「龍神沼」の元となった・・・石ノ森さんデビュー2作目の作品だそうです。
 

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2006/07/17

ナノトリノ

  • Nanotorino書名「ナノトリノ」全3巻
  • 著者「ふくやまけいこ」
  • 出版社「ワニブックス」(GUM COMICS)
  • 初版①「平成15年10月10日」
       ②「平成16年6月10日」
       ③「平成17年3月10日」
  • 連載「COMIC GUM 14年12月号~17年2月号」

思い出

 何か「科学用語」のようなタイトルなのですが・・・実は「菜野」「鳥野」という二人の少女が主人公の・・・不思議冒険ファンタジー物語

 「ギシン様」という不思議な生き物と少女二人が、都に向けて旅をして・・・というお話。
当然、行く先々で不思議な事件と遭遇し・・・途中、訳ありの「お仙さん」と出会い・・・都にはやはり「悪者」がいて・・・

 ふくやまさんの描く、柔らかな絵がいっそう不思議な雰囲気を醸し出すという・・・とにかく「不思議」な物語w

 

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2006/07/16

超少女明日香(その4)

  • Wada53 書名「超少女明日香」全7巻
  • 著者「和田慎二」
  • 出版社「メディアファクトリー」
  • 初版①②③「平成12年4月24日」
       ④⑤ 「平成12年6月23日」
       ⑥⑦ 「平成12年8月23日」

収録作品

  1. 超少女明日香 1巻
  2. 明日香ふたたび 1巻
  3. ふたりの明日香 2巻
  4. 明日香子守歌 2巻
  5. ビーナス翔ぶ! 3巻
  6. 明日香・妖精狩り 3巻
  7. 赤い牙・番外編 貘 3巻 (別冊花とゆめ 57年冬の号)
  8. 超少女明日香 眠る蛇 4巻
  9. 超少女明日香 雨の封印 4巻
  10. 超少女明日香 水底の騎士 5巻
  11. 超少女明日香 ウエディング・スター 5巻
  12. 超少女明日香 救世主の血 6巻
  13. 超少女明日香 黄金のドクロが笑う 6巻
  14. 超少女明日香 明日香対救世主 7巻
  15. 超少女明日香 史上最大の生霊 7巻

思い出

 前回紹介の「アマリリス」と平行して・・・「白泉社」以外の所から「明日香」コミックスの発売・・・そしてこれは、別の大きな意味を持っていました・・・そう、このコミックス発売に先駆けて、メディアファクトリーの月刊誌「フラッパー」で「明日香の新作」の連載が始まっていたのです。

 新作については・・・またそっちのコミックスで紹介するとして・・・今回のコミックスは「ほぼ完全版」・・・「カラーページ完全再現」とまでは行きませんでしたが・・・巻頭カラー4ページで、カラーページを一部再現・・・連載時のトビラも再現・・・コミックス収録の「メイキング」に加え、描き下ろしのメイキングも(全話じゃないけど)付いている。

 そしてもうひとつ嬉しいことには・・・「赤い牙」の番外編であった「貘」が収録されていることですね・・・ほとんど「柴田」さんの絵で描かれているこの作品(和田さんは「友情執筆」)・・・過去には「赤い牙」のコミックスには収録されていたけれど・・・やはり「明日香」としてもはずせない作品。

 

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2006/06/25

怪盗アマリリス(その6)

  • Wada52 書名「怪盗アマリリス」全8巻
  • 著者「和田慎二」
  • 出版社「朝日ソノラマ」
  • 初版①②「平成12年4月30日」
       ③④「平成12年5月30日」
       ⑤⑥「平成12年6月30日」
       ⑦⑧「平成12年7月30日」

収録作品

  1. 怪盗アマリリス (花とゆめ 平成3年1号~7年22号)
  2. 快盗アマリリス (別マ 昭和48年11月号)

思い出

 「少女鮫」終了から1年・・・突然、思いがけない出版社から発売されたのがこの本・・・「怪盗アマリリス」です。
 「大人の事情」的なことは、読者にはまったくわからないところなのですが・・・少女鮫依頼、「花ゆめ」での新連載がなかったものですから・・・どうしたのだろう?と思ってはいたのですがね。

 それはともかく・・・再編集本でも「新刊」が発売されるのはありがたいことで・・・この本は「アマリリス完全版」(カラーページ等の再現はないけど)・・・1巻冒頭は、連載前の「予告編」から始まってるし・・・別マ時代の読み切り短編「快盗アマリリス」も収録されております。

 あと、和田さんの本につきものの「メイキング」ですが・・・今回は1巻に「再編集にあたってのメイキング」が描き下ろし・・・その他の巻は、コミックス掲載のものなのが残念なのですがね。

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