2007/01/04

少年同盟

  • Shonen_domei 書名「少年同盟」全2巻
  • 著者「石ノ森章太郎」
  • 出版社「双葉社」(双葉文庫 名作シリーズ)
  • 連載「昭和42年4/15~43年3/31」(朝日小学生新聞)
  • 初版「平成12年10月25日」(2冊とも)

想い出

 悪と戦うために組織された少年(少女)達の集団「少年同盟」・・・「あらゆる悪のほとんどは大人達が作り出したもの・・・その悪と戦えるのは我々少年たちしかいないのです」と言い切ってしまうところがw

 でも、この少年同盟は、ホント謎の集団ですね・・・同士の中には「高性能アンドロイド」もいるし・・・でも、そういうところがとっても魅力的なのです。

 さて・・・主人公「風田三郎」が、アンドロイドの「イライザ」とコンビを組み、悪人や怪ロボットなどと戦うのですが・・・主人公視点から見て「この少年同盟は・・・本当に正しいことをしているのだろうか?」等の疑問点が提示されておりまして・・・そう、この組織・・・「悪人を改心させるため」と称して「洗脳まがい」のことをやってしまうのですよ。

 なかなか「奥深いテーマ」を含んだストーリー展開だったのですが・・・ラストが少々強引なのが残念ですね。
 博士が謎の集団に誘拐される事件から・・・無人島での一大決戦・・・敵組織の首領を倒したら・・・「実はコレ訓練でした」みたいな「反則気味な幕引き」・・・連載打ち切りだったんでしょうかねぇ?

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2006/11/06

スカルマン(島本版)

  • Skull_man_02書名「スカルマン」全7巻
  • 著者「島本和彦」
  • 原作「石ノ森章太郎」
  • 出版社「メディアファクトリー」(MFコミックス)
  • 連載「コミックアルファ 平成10年創刊号~11年17号」
       「コミックフラッパー 11年12月号~13年5月号」

想い出

 石ノ森章太郎が「サイボーグ009」を完結させるために創刊された新雑誌「コミックアルファ(現コミックフラッパー)」・・・その創刊号から連載された作品。

 物語は・・・石ノ森版「スカルマン」の「その後」の話・・・あの「炎に包まれた」ラストシーンから「主人公」達が脱出していたなんて事は、良くある話w・・・都会の中で暗躍する「謎の組織」・・・「くも男」「サソリ男」「植物男」「蜂女」「カメレオン」「コブラ男」「コンドル男」などの改造人間を操る組織・・・スカルマンはそれが「自分たちの両親」と何か関係があるのではないかと組織を追います。・・・そして・・・   というような話なのですが・・・

 う~ん?・・・ある意味「石ノ森作品」であり「島本作品」でもあるこの作品・・・でも、やはり「石ノ森色」の方が強いですね。・・・出てくる怪人は「旧1号ライダー怪人」ですし・・・「バッタ男」は出てきますしw・・・有名なところでは「最終回」の構図が「原作版仮面ライダー」そっくりだったり・・・

 島本版仮面ライダーの時のように・・・もっと自由に書いても良かったんじゃないかな?

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2006/11/03

スカルマン

  • The_skull_man書名「スカルマン」
  • 著者「石ノ森章太郎」
  • 出版社「メディアファクトリー」(Shotaro World)
  • 初版「平成11年4月1日」

収録作品

  1. スカルマン (週刊少年マガジン 45年 3号)
  2. バニィ・ガール (週刊プレイボーイ 50年1/21+1/28号)
  3. オレの恋人 ( 〃 50年5/13号)
  4. 恐怖体験 (SFマガジン 45年11月臨時増刊号)
  5. だまし絵 (プレイコミック 44年10/25号) 

想い出

 「仮面ライダーの原点」ということで有名な表題作・・・当時の子供にそんな裏設定は知る統べもなく・・・昭和45年・52年に単行本化されただけの「読みたいときには幻になっていた」作品
 初めて目にしたのが・・・平成9年に講談社から出版された「新書版」・・・今コンビニで見かける「再販本」のハシリのような本でした。

 いやぁ・・・流石、石森章太郎!・・・100ページ読み切りではもったいない!!・・・ご本人もそう思ったのか?・・・後に「島本和彦」に続編を描かせたのは有名な話。(まぁ・・・その時の「原作(続編の構想)」は、メモ3枚だけだったらしいのですがw)

 併録の4作品は・・・プレイボーイ・プレイコミック等に掲載した「大人向マンガ」ですが・・・「そういう描写」はともかく、「絶望的な結末」のなかなか小気味の良い「ショートSF」です。

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2006/10/31

幽霊船

  • Yureisen書名「幽霊船」
  • 著者「石ノ森章太郎」
  • 出版社「メディアファクトリー」(Shotaro World)
  • 初版「平成11年12月1日」
  • 連載「少年 昭和35年7月号~36年8月号」

想い出

 タイトルから想像すると・・・「海洋冒険まんが」もしくは「怪奇まんが」ってところなのでしょうが・・・実は「SF」・・・表紙の画にあるとおり・・・「幽霊船が空を飛ぶ」のです。
 そう、これは・・・東映長編劇場アニメーション「空飛ぶ幽霊船」の原作なのです。

 雑誌連載は・・・さすがに、私が生まれる前の連載ですので・・・読んだことはないのですが、単行本では「朝日ソノラマ」版を読んだことがあるような無いような・・・それほど「あいまい」な記憶しかなかったのですが・・・今読み返してみても、実に読み応えのある作品です。

 こういう「子供マンガ」って、現在も必要ですよね。

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2006/07/25

龍神沼

  • Ryuujinnnuma書名「龍神沼」
  • 著者「石ノ森章太郎」
  • 出版社「メディアファクトリー」(Shotaro World)
  • 初版「平成11年3月1日」

収録作品

  1. 龍神沼 (少女クラブ 36年夏休み臨時増刊号)
  2. かげろう ( 〃 35年夏休み臨時増刊号)
  3. きのうはもうこない だがあすもまた… ( 〃 36年お正月臨時増刊号)
  4. きりとばらとほしと ( 〃 37年夏休み臨時増刊号)
  5. 龍神沼の少女 (少女 32年お正月増刊号)

思い出

 石ノ森さんの「トキワ荘」時代の短編集・・・さすがに、リアルタイムで読んではいませんw・・・表題作「龍神沼」は・・・「名作である」と言う評判は知っていたのですが・・・この本が出るまで読んだことはなかったのかな?

 表題作「龍神沼」・・・村に伝わる「龍神」伝説・・・それを利用して「金儲け」をたくらむ悪人・・・そのたくらみに気づいてしまった主人公・・・ピンチの時に「本物の龍神」が登場して・・・という話を元に・・・龍神の少女と主人公の交流・・・主人公に恋する少女の心など・・・後の少女漫画家に大きな影響を与えたであろう「当時としてはとても最先端」を行っていた話のようです。(受け売りなのでw)
 ただ・・・自分のマンガ体験から「和田慎二さんの初期作品(冬の祭)」も・・・かなりこれの影響受けてるんじゃないかなぁ・・・と思ったりしました。

 その他の作品も「ファンタジーSF」だったり「ジェニーの肖像」だったり「吸血鬼三部作」だったり・・・45年も前の作品とは思えないですね。

 「龍神沼の少女」は「龍神沼」の元となった・・・石ノ森さんデビュー2作目の作品だそうです。
 

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2005/12/28

宇宙鉄人キョーダイン

  • kyodain書名「宇宙鉄人キョーダイン」
  • 著者「石ノ森章太郎」
  • 出版社「メディアファクトリー」(Shotaro World)
  • 初版「平成10年7月1日」

収録作品

  1. 宇宙鉄人キョーダイン (月刊少年マガジン 51年4月号~7月号)
  2. ROBOT (プレイコミック 44年5/15増刊号)
  3. UFO (週刊少年マガジン 57年17号)
  4. ノストラダムスの妖星 (中一コース 50年7月号~8月号)

思い出

 51年4月~52年3月にテレビ放映された「同名作品」の原作・・・なんだけど、この連載は短期の4ヶ月間・・・プロローグ編となっております。
 この本の表紙も・・・カラーイラストがなかったのかとっても地味なのですがw

 でも、話の中身はなかなか「濃い」のです。・・・細菌兵器(じつは細菌サイズの小型ロボット)とか、「血も肉も骨も」本物そっくりの人造人間を(主人公側が)殴り殺す話とか、人間同士がパニックに陥り「東京壊滅」させるとか・・・それが「仮面ライダー」や「嵐」の時と違った、「書き込みの少ない絵」で展開するものですから・・・何か違和感も感じてしまう。

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2005/12/20

秘密戦隊ゴレンジャー

  • gorenjer書名「秘密戦隊ゴレンジャー」全2巻
  • 著者「石ノ森章太郎」
  • 出版社「メディアファクトリー」(Shotaro World)
  • 初版「平成11年3月1日」①②

収録作品

  1. 秘密戦隊ゴレンジャー (週刊少年サンデー 50年5/4号~8/10号)
  2.      〃        (小学五年生 50年4月号~8月号)
  3. ピンチ・タイム (月刊少年ブック 37年11月号)
  4. タイムパトロール (ぼくら 40年9月増刊号)
  5. びいどろの時 (マンガ少年 53年11月増刊号)

思い出

 現在も放送が続いている「戦隊シリーズ」の記念すべき第1作・・・秘密戦隊ゴレンジャー・・・この基本フォーマットも「石ノ森さん」が作っているのです。

 TV番組の方は、50年4月~52年3月の2年間にわたる番組だったのだけれど・・・雑誌連載の方は5ヶ月にも満たないほどの「短命」・・・すごくスタンダードな「少年冒険活劇」だったのに、もったいない。・・・まったく「黒十字軍」との決着を付けないまま終了。
 で、その後始まった連載が・・・「ひみつ戦隊ゴレンジャーごっこ」・・・タイトル通りギャグマンガ・・・ロボコンとかも登場して・・・こちらは約1年ほど連載されました。(この本には収録されてません)
   

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2005/12/12

イナズマン

  • inazuman01書名「イナズマン」全3巻
  • 著者「石ノ森章太郎」
  • 出版元「朝日ソノラマ」(SUN WIDE COMICS)
  • 初版「昭和60年3月25日」①
       「昭和60年3月30日」②
       「昭和60年4月25日」③
  • 連載「週刊少年サンデー 48年34号~49年38号」

収録作品

  1. イナズマン
  2. そして…だれもいなくなった (少年マガジン 42年4月)3巻

思い出

 石ノ森さん原作のテレビ用変身ヒーローの4作目・・・イナズマン・・・少年サンデーで連載されてました。・・・が、この記事書いていて気が付いた。・・・「キカイダー」の連載時期と、一部(半年ほど)重なっていたのですね。・・・サンデーに「2本立て連載」・・・豪華ぁ

 主人公の名前は「カゼタサブロウ」・・・TV版は「渡五郎」・・・なぜか名前が違っています。・・・(友人の話では、「キカイダーでサブロウ(ハカイダー)を使ったから」だとか)・・・でも、石ノ森さんの超能力者は伝統的に「サブ」が付きますね。(ミュータントサブ)

inazuman02  この単行本は「2度目」のもの・・・1度目は、連載当時少年サンデーコミックスから発売・・・でも、後半(超人戦記)部分は未収録・・・3度目は、メディアファクトリーからShotaro Worldとして「完全収録」版が全4巻で出ております。

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2005/12/07

ロボット刑事

  • k書名「ロボット刑事」全2巻
  • 著者「石ノ森章太郎」
  • 出版元「朝日ソノラマ」(SUN WIDE COMICS)
  • 初版「昭和60年5月25日」①
       「昭和60年6月25日」②
  • 連載「週刊少年マガジン 48年1月~9月」

思い出

 変身特撮全盛の昭和48年・・・異色の「特撮ヒーロー」が登場します。・・・名前は「K」
ロボットなのに「刑事」です。ヒーローなのに「変身」しません。・・・放送期間は半年間・・・人気があったのかなかったのか?・・・割と微妙なポジションです。

 さて、原作は「少年マガジン」・・・前年までの「仮面ライダー」「変身忍者 嵐」とは異なり、普通のマンガ・・・実験的な画面構成とかはありません。
 が、話の内容は「TV特撮」を意識しないもの・・・犯人が「ロボット」であるだけで、ほんと「刑事物」のノリで話が進みます。・・・敵ロボットのデザインも、TVに出てきたような「奇抜な怪人」じゃなかったし。

 TVの終了と同時に連載も終了しますが・・・最後、ちょっと駆け足気味なところも。
でも、かっちりまとまった作品です。

 さて、この話の中で、我が家の近所の地名が唐突に出てきて、ちょっとびっくり。

 

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2005/11/22

人造人間キカイダー

  • kikaider01書名「人造人間キカイダー」全6巻
  • 著者「石ノ森章太郎」
  • 出版社「秋田書店」」(SUNDAY COMICS)
  • 初版「昭和47年12月25日」①
       「昭和48年2月10日」②
       「昭和48年5月20日」③
       「昭和48年10月30日」④
       「昭和49年5月10日」⑤
       「昭和49年8月30日」⑥

収録作品

  1. 人造人間キカイダー (週刊少年サンデー 47年30号~49年13号)
  2. サイボーグ戦士 真空戦争の巻 (別冊少年キング 40年8・9月号)
  3. 胎児の世紀 (週刊少年マガジン 47年49号)

思い出

 仮面ライダーの後・変身忍者嵐と同時期に「少年サンデー」に連載された作品・・・同じ頃に描かれた同じような「TV 特撮原作」作品にしては、雰囲気がかなり違いますね。・・・掲載誌のカラーの違いでしょうか?
 ライダーなどに比べ、描き込みの少ない画面ですが・・・そこは石ノ森さんらしく「テーマ」はなかなか重たいものを含んでおります。

 TV作品が「キカイダー」→「キカイダー01」と続いたため、連載も2年にわたったのが幸いしたのでしょうね。・・・しっかり「物語」になっております。「ピノキオ」で始まり、ちゃんと「ピノキオ」で終わっている。
 01の登場も、TVの事情を感じさせませんし、ハカイダーも最後までしっかり「悪役」ですし・・・kikaider02

 ジローは、その後、同じ少年サンデーに連載された「イナズマン」にも登場します。・・・平成10年に「愛蔵版」(全3巻)として、扶桑社から出版されたものには、3巻にそのエピソード(ギターを持った少年)が掲載されておりました。

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