少年同盟
書名「少年同盟」全2巻
- 著者「石ノ森章太郎」
- 出版社「双葉社」(双葉文庫 名作シリーズ)
- 連載「昭和42年4/15~43年3/31」(朝日小学生新聞)
- 初版「平成12年10月25日」(2冊とも)
想い出
悪と戦うために組織された少年(少女)達の集団「少年同盟」・・・「あらゆる悪のほとんどは大人達が作り出したもの・・・その悪と戦えるのは我々少年たちしかいないのです」と言い切ってしまうところがw
でも、この少年同盟は、ホント謎の集団ですね・・・同士の中には「高性能アンドロイド」もいるし・・・でも、そういうところがとっても魅力的なのです。
さて・・・主人公「風田三郎」が、アンドロイドの「イライザ」とコンビを組み、悪人や怪ロボットなどと戦うのですが・・・主人公視点から見て「この少年同盟は・・・本当に正しいことをしているのだろうか?」等の疑問点が提示されておりまして・・・そう、この組織・・・「悪人を改心させるため」と称して「洗脳まがい」のことをやってしまうのですよ。
なかなか「奥深いテーマ」を含んだストーリー展開だったのですが・・・ラストが少々強引なのが残念ですね。
博士が謎の集団に誘拐される事件から・・・無人島での一大決戦・・・敵組織の首領を倒したら・・・「実はコレ訓練でした」みたいな「反則気味な幕引き」・・・連載打ち切りだったんでしょうかねぇ?
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